昭英高 卒業生の3分の2が医歯薬学部合格

2009年12月16日 水曜日

今回は、福井県にある全寮制の高校である昭英高等学校をご紹介します。

昭英高には医歯薬学部に合格させるノウハウが確立しているようです。これまでの卒業生のうち約7割が、私立大学が中心ではあるものの、医歯薬学部に合格しています。直近の2009年度大学入試においても約3分の2が医歯薬学部に合格しています。

さて気になる寮ですが、部屋は完全個室でプライバシーはしっかり守られています。また、「脳の健康」に配慮された栄養バランスの良い3度の食事が提供されたり、急病のときでもかかりつけの校医さん(地元で開業しているこの高校の卒業生)がすぐ対応してくれたりと、健康面の管理も万全です。

もちろん全寮制であることを利用してどんどん勉強を進めていくことが可能ですが、あくまで「個人の自主性を尊重した24時間の指導体制」とされているので、一日中勉強を無理やりさせられる、ということはなさそうです。

在籍生にはお医者さんのご子息・ご息女が多数おられるということもあって、医歯薬系大学・学部を目指す方々が大半だそうです。友達みんなで支えあって同じ目標に向かって無理なく頑張ることができる、というのが全寮制の利点なのではないでしょうか。

少子高齢化が進む一方で、特に山間や離島といったへき地での医師不足が深刻である、という日本の医療現場の現状。この高校から地域医療の担い手が巣立つことを願ってやみません。