追手門学院中高 進進プロジェクト

2009年12月21日 月曜日

追手門学院中高にお邪魔し、新校舎をご案内いただきました。

新校舎外観

新校舎の表面から撮られた写真は学校HPにもアップされていますので、外観はあえて中庭方向から撮ってみました。直線的なデザインが印象的です。

吹き抜け

校舎内には吹き抜けが設けられており、そこに季節に合わせた展示物をおいておられるようです。お邪魔した際には学校側からの展示としてクリスマスツリーが置かれており、2Fには各クラスが作成した美術作品が飾られていました。

交流スペース

各階の廊下は広く作られており、そこには交流スペースが設けられています。ここで自学習や補習実施もされており、教室以外でも学習が出来るような仕掛けが作られています。

追手門学院中高は現在「改革Ⅱ期」として「進(学)進(路)プロジェクト」を基軸とした教育内容を実践されています。進路プログラムは6年間かけて取り組み、「自分の長所を考える」ことから始まって「働く意義」「学部選び」へとつなげていく内容になっています。

関関同立合格者数は5年続けて300名以上であり、目標として「京阪神大へ15名以上、国公立大へ60名以上、関関同立へ300名以上」とされてはいますが、学校全体の方針としては、進学実績だけを追い求めるのではなく、社会で生きていくために必要な力や価値観を持ってもらうことに重きを置かれているようです。

また、一度教えただけで終わらすのではなく何度も復習・チェックする機会を持つ「サイクル学習」や、「自習学習室」で週3~4日過ごすように指導する、教員が「読んで欲しい」と思う文章をピックアップして年間50編×6年間を消化させる「読みダス」といった、きめの細かい指導が実施されている点も特徴です。

2008年に創立120周年を迎えた同学院。これを機に学内で「理念を再確認して学院全体で連携していこう」という方針を採られているそうです。その一つとして建設された新校舎を今回ご案内いただき、「教育内容で勝負する!」という学院の意気込みを感じました。