大阪学芸中 第一回プレテスト

2009年12月10日 木曜日

11月8日(日)に行われた、大阪学芸中の第一回プレテストの結果が返却になっています。

大阪学芸中には3つのコースがありますが、今回のプレテストで何点以上あればそれぞれのコースに合格できる学力にとどいているのか、を以下にご紹介します(※1)。

「スーパー特進Eコース」の学力にとどいている・・・158点
「スーパー特進コース」の学力にとどいている・・・120点
「特進コース」の学力にとどいている・・・78点

今回のプレテストでは希望しているコースの学力にとどいていなくても、「あとどれぐらいで基準点なのか」が分かれば、今後の対策もたてやすいと思います。受験生の皆さんは、今回出来なかった問題をしっかりと復習しておき、入試本番に備えましょう。

※1 一次A日程専願で受験した場合の評価です。また、第二回プレテストや入試本番では基準点が異なってきますので、ご注意下さい。

同志社大 一般入試受験の注意点

2009年12月9日 水曜日

同志社大学の入試説明会に参加してきました。

2月以降に実施される一般入試・大学入試センター利用入試についての内容でした。その中で、一般入試を受験する前にぜひ知っておいてほしい「注意点」がいくつか発表されていましたので、皆さんにご紹介したいと思います。

まずは、2009年度入試における文系・理系それぞれの合格者平均得点率をご紹介します。文系で74%・理系で65.7%でした。また、センター利用入試のボーダーラインは公表されていませんが、どの学部・学科とも80~90%に位置している、との発表がありました。過去問を解く、あるいはセンター利用入試の出願を検討している方は参考にしてください。

ここからが注意点です。

まず一つ目。

法学部と経済学部では英語で「80点」という基準点が設けられています。3教科合計が合格最低点を上回っていても英語が79点以下の場合、不合格となってしまいます。

そして二つ目。

一部の学部・入試方式で、選択科目である「地理歴史または公民または数学」において科目間の平均点が大きく異なる時、得点調整が行われる場合があります。2009年度入試ではこの得点調整によって約30点も得点を減らされてしまった受験生がいたようです。選択科目で得点を稼ぐことも一つの手段ですが、英語・国語あるいは英語・数学といった必須科目で点を取ることを目指す方が得策なのかもしれません。

最後に三つ目。

生命医科学部、スポーツ健康科学部、心理学部の3つの学部では、合格者の入学手続き状況によっては追加合格が出る可能性があります。各学部によって追加合格発表日や手続きなどが異なります。あこがれの同志社大学の入学機会を失わないようにしたいものですので、これらの学部を受験予定の方は同志社大学が発行している入試要項で詳しいことを確認してください。

雲雀丘学園中高 骨太のリーダーを育成する

2009年12月7日 月曜日

兵庫県宝塚市にある、雲雀丘学園中学校・高等学校の校舎見学にお邪魔しました。

積極的に教育改革を進めている同校ですが、2005年から設置した応用Ⅰ類はこれまで1期・2期生を送り出しており、京都・大阪・神戸大学の合格を実現させています。教育改革の成果が在校生の学力上昇に現れていることがこれで立証されており、そのウワサを聞いた受験生が多く集まっています。実際、2009年度の高校入試において、選抜特進で27.55倍という高倍率を記録しました。

さて、雲雀丘学園の魅力はこれだけではありません。

雲雀丘学園中高 見学会②

2006年から着任された中尾直史校長先生の下、「骨太のリーダーを養成する」ことを目標として、調べ学習で得た知識をパワーポイントを使ってクラスメイトに発表するプレゼンテーションの授業など、「社会に出た時に力を発揮できる人間になってもらう」ための取り組みが数多く実施されています。

特に感銘を受けたのが、現在建設中の新校舎。「雨水利用」「屋上緑化」「太陽光パネル」といった設備を備えており、いち早く環境問題を教育に取り入れています。開校60周年に合わせて来年完成予定となっています。素晴らしい学習環境を実現しつつあり、非常に楽しみです。

雲雀丘学園中高 見学会①

校舎見学をしている間、授業の合間の休憩時間には「なぞなぞの放送」がされていました。生徒たちの心をつかむ仕掛けはこんな細かいところにも用意されていることを知り、生徒たちの意識も徐々に良い方向に変わってくるのだろうな、と想像しました。

雲雀丘学園が掲げる校是「高志」「自律」「努力」を肌で感じた校舎見学でした。

関西大 オータムキャンパス

2009年12月3日 木曜日

秋晴れのさわやかな空の下行われた、関西大学のオープンキャンパス「オータムキャンパス」に行って来ました。

関西大学 正門

ここ数年、志願者数を伸ばしていることが広く知られていますが、一体どれぐらいの受験者数がいるのでしょうか?

2009年度入試では90,066人の受験者数を集めました。これは、近畿地区の私立大学で1位、全国の私立大学でも早稲田大学・明治大学・日本大学に次ぐ第4位の受験者数です。

キャンパス内では保護者対象説明会、パネルディスカッション、キャンパスツアー、人間健康学部・社会安全学部のイベント、個別相談コーナーなど様々なプログラムが用意されていました。私もいくつかのプログラムに参加したのですが、今回は「外国語学部説明会」で聞いてきたことを皆さんにお伝えしようと思います。

外国語学部は2009年から新しく設置された学部で、150名という少数の募集人数ということもあって、河合塾・ベネッセ・代ゼミの調査結果によると関西大学の中でも入学に必要な偏差値が最も高いという、難関学部です。

一般的に、外国語系の学部や大学は女子生徒の比率が高くなります。今年外国語学部に入学した1期生は、150名中大体100名が女子、ということです。今回参加した「外国語学部説明会」も予想どおり女子生徒の姿が多く、男子生徒はわずかでした。

大学の先生方が力を入れて説明されていたのが「2年次に全員必修となる1年間の海外留学」について。海外生活というと「治安の悪さ」や「薬物」の不安が頭をよぎりますが、関西大学は実際に大学の先生方が現地へ何度も足を運び、受け入れ先の大学を厳選しているようですので、安心です。行き先として挙げられている5つの大学について、詳しくは関西大学 外国語学部のHPでチェックしてくださいね。

阪急 関大前駅

オープンキャンパスの後の阪急関大前駅のホームはこんな感じでした。関西大学に実際に通う大学生たちと、関西大学に憧れる高校生たちと、関西大学の隣にある関西大学第一中学校・高等学校の生徒たちでいっぱいでした。

大阪星光学院中 3科・4科選択の注意点と繰上げ合格

2009年12月1日 火曜日

大阪星光学院中の学校説明会に参加してきました。

大阪星光学院中 学校説明会

この中学校は、これまで4科目のみだった入試科目を2010年度より4科目型と3科目型を併用する形の入試に変更されます。特に、国算社の3科目で判定してもらえるパターンがあるという点が、同様の判定形態をとっている他の中学とは違う点です。

気になる選抜方法は次の通りです。

Ⅰ型:4科目型(国算理社)
次の①~③の3パターンで得点を算出し、最も高い得点になったもので合否を判定
①4科目合計
②国算理合計×1.25
③国算社合計×1.25

Ⅱ型:3科目型(国算理)
国算理×1.25

算国は各120点・理社は各80点で、Ⅰ型①~③とⅡ型のすべて400点満点で判定されます。Ⅰ型で受験される方は昼食をはさんで社会の受験となります。受験生は昼食の時間も保護者とは会えませんので、絶対にお弁当を忘れないようにしてください。

Ⅰ型・Ⅱ型選択についての注意点、繰上げ合格の予定や手順に関する情報についても発表がありました。

まずはⅠ型・Ⅱ型の選択についての注意点ですが、「両方で出願しておく」ことや「出願後の変更」は認められないので、注意が必要です。なお、Ⅰ型とⅡ型は別々の受験会場になるとのことです。Ⅰ型②③やⅡ型の場合は1.25倍して持ち点としますが、四捨五入はせずに1.25倍して出た数字をそのまま使う、とのことです。

繰上げ合格を出すかどうか、あるいは何点差まで対象になるのか、については、当然入試が終わって合否が確定するまでは決定できません。ただし、繰上げ合格を出すのであれば、入学手続き日である1/18(月)の午後5時半以降に学校から電話で連絡が入ることになっています。繰上げ合格対象者と連絡が取れるまで、繰り返し連絡してもらえるようなので、「留守にしていたら繰上げの権利が他の受験生に…」となる心配はないようです。繰上げ合格ラインに同点の受験生が何人かいる場合、全員を同じく繰上げ合格にしてもらえるようです。

大阪星光学院中が3科・4科選択型入試を導入したことによって数々の中学校が同様の動きをとっている2010年度入試です。それだけに、この中学校の動向に注目が集まっています。

このブログについて

2009年12月1日 火曜日

開成グループ 入試対策課は、近畿地区の中学校・高校・大学それぞれの学校・入試情報を収集・分析して塾生・その保護者・開成グループの教室へ発信しています。受験生とその保護者が学校を選ぶ際に参考にしてもらえるような情報をできるだけ早くお届けしたいと常々考えており、「ブログ」を用いた分かりやすい形でインターネット配信することになりました。

しっかりと腰をすえて学校選びをしよう、という方々の参考になるような記事はもちろんですが、受験生たちが勉強の合間の気晴らしにさらっと読めるような、面白い・興味深い・読みやすい記事も掲載していこうと思っています。

近畿地区にある多くの学校の中から、お子様・ご自分にあった学校を選び出すことは非常に大変です。しかし、将来を大きく左右しますから、おろそかにすることは出来ません。このブログで、学校選びに役立つような各学校の先生・生徒の様子や学校の雰囲気、受験生やその保護者が本当に必要としている入試情報など、進路選択に必要と思われる情報をいろんな角度からお届けするつもりです。

学校選びに迷われている方、学校・入試情報のスペシャリスト「開成グループ 入試対策課」にお任せ!