関西大学 後期入試に向けて

2010年2月23日 火曜日

2月20日(土)関西大 千里山キャンパスにて行われた「後期入試説明会」に参加してきました。

関西大 後期対策講座

関西大の最近5年の躍進ぶりからもわかるように、受験生にとって「魅力ある大学」と映っていることは確かです。この日も「この中で前期入試を受けた人は?」との問いかけに、会場の約9割ほどの受験生が手を挙げていました。これだけ再チャレンジする受験生が多いということは、この大学にはそれだけ「どうしても入りたい!」と受験生に思わせる「何か」がある、ということです。その「何か」は受験生おのおので異なるのでしょうけども、新設予定の2学部を含めて13学部にもなること、高橋大輔選手・織田信成選手が活躍するフィギュアスケートをはじめとしてスポーツで素晴らしい成果を出していること、OB・OGが多いことを活かした就職活動が期待できること、いろいろ考えられます。

残念ながら後期一般入試の出願は21日(日)で終了してしまいましたが、センター利用型の入試については26日(金)まで出願受付がされています。後期センター利用型は、法学部と文学部で「最も高得点科目の配点が満点の半分を占める」という「ベスト3科目傾斜配点方式」というものが用意されていたり、他の学部でも同じような制度が設けられていたりと大変バラエティに富んでいます。計算方法によっては合格ラインに浮上することも考えられますので、関西大HPや募集要項などで一度チェックしてみることをオススメします。

さて、後期一般入試に向けてのアドバイスです。

後期一般入試は3月3日(水)に理系3学部以外の10学部、3月4日(木)は理系3学部と総合情報学部の4学部、それぞれが試験の対象学部となります。総合情報学部だけは3日・4日の両日受験可能となっています。

出願された方はすでにご存じかと思いますが、この後期一般入試、3月3日(水)については文系学部と総合情報学部・新設の社会安全学部のうちで、1回の試験で異なる2つの学部に出願可能な「2学部併願方式」というものを採用しています。

下の表は昨年の後期入試での学部別合格最低点です。

関西大 2009年度後期入試合格最低点

外国語学部は英語のみの入試なので他の学部とは比較しにくいところなので省いて考えてみたいと思います。仮に以下のような出願・得点だったとしましょう。

出願学部:社会学部・政策創造学部
当日得点:317点

上の表にあてはめて考えると、社会学部は残念ながら不合格となりますが、政策創造学部は合格していることになります。一般後期入試の良い点はここにあるのです。上の表はあくまで昨年のデータであって、実際に今年はどうなるかはわかりません。ひょっとすると2~3点差の中にいくつかの学部の合格最低点がひしめき合う、ということが起こるかもしれません。1点でも多く点を取れるよう1問1問に最後までこだわって解答してほしいと思います。

ここからは英語に関するアドバイスです。

昨年の入試から出現し、多くの受験生を手こずらせた新傾向の問題である「大問1 B」の段落並べ替え問題なのですが、今年の前期一般入試問題を見ている限りでは今年も(残念ながら)健在です。ただ、今年の問題は明らかに昨年ほど難しいものではなくなっています。

この問題は、この後期入試説明会でも言われていましたとおり、時系列・指示語・代名詞に注目して話をつなげるように心掛ければ正答を導きだせるものです。文の構造を把握する力とはまた違った力である、パラグラフ同士の関係などをとらえる「文脈を把握する力」が要求されます。論説文などの段落の構成が難しい、言いかえれば段落関係がつかみにくい英文を選んで対策を進めましょう。

後期対策講座 参加記念品

最後に、この説明会で頂いた記念品をご紹介しておきます。シャーペン、黒・赤それぞれのボールペン、蛍光ペン、消しゴムが入ったペンケースでした。