関西学院大 2011年度入試変更点

2010年7月5日 月曜日

関西学院大が受験生・保護者対象に入試説明会を実施されましたので、参加してきました。

関西学院大 説明会

平日の夕方5時からの実施だった、ということもあって、保護者の方々の参加が非常に多かったのが印象的です。「クラブや塾があるから行けない」という受験生本人に代わって参加されていると思われる保護者の方もいる一方で、受験生本人と一緒にお話を聞いている方も多く見られました。

さて、今回の説明会で聞いてきた話の中から、来年入試に向けた変更点を整理してご紹介することにいたします。

①一般入試の名称を変更
F方式 → 全学部日程
A方式 → 学部個別日程
関学独自方式 → 関学独自方式日程

②国際学部でセンター利用入試及び関学英語併用型(英語重視型入試含む)を導入
関学英語併用型:関学独自試験(英語)とセンター(国語+1科目)
関学英語併用型(英語重視型):関学独自試験(英語)+センターリスニングのみ

③商学部で関学数学併用型を導入
関学独自試験(数学)とセンター(英語+1科目)で判定

④理工学部でセンター利用入試(1月出願)5科目型を導入

⑤一般入試学部個別日程の時間割が変更
2/3~7の4日間で実施する一般入試学部個別日程において、文系学部の時間割が変更に

特にこの⑤については、関係してくる受験生が非常に多くなると思いますので、重要なのではないでしょうか。以下、もう少し補足します。

2011年度入試からは1限目は英語(90分)で固定、2限目は国・地歴・数学のうち2科目を120分で解く、という形になります。1科目をきっちり60分で解きあげる必要はなく、120分内の時間の使い方は全くの自由です。この時間割によって、「得意な科目から先にさっと片づけてから苦手科目にじっくり時間をかける」というやり方が可能になります。

選択科目についてですが、地歴から2科目の選択は不可である点にはご注意ください。

この試験形態ですが、産近甲龍などの大学でよく見られる時間割なので、「どこかの入試要項で見たことあるぞ」という方も多いかもしれませんね。

さて、関西学院大では全定員における一般入試が占める割合は約60%となっています。立命館大が6割を若干切る程度の割合となっているのと比較すると、やや一般入試での定員割合が高めになっています。他の大学では、提携校・連携校枠、AOや指定校推薦などの特別入試での枠、といったところの割合が高くなってしまい、一般入試の定員の割り当てが少ない、という所が多くなっています。その分、関西学院大は一般入試での定員枠が大きいので、「年明けの一般入試まで頑張る!」という受験生にとっては非常にありがたい大学だと思います。

他大学の日程ともにらめっこしながら、となりますが、出来るだけ積極的に受験をするようにしましょう。