関西大学北陽高 現高3生(系列校化1期生)の様子

2010年7月12日 月曜日

関西大学北陽中高の塾対象説明会 参加報告のつづきです。以前のエントリー「関西大学北陽中 2次実施日を変更へ」では関西大学北陽中の情報についてお伝えしましたが、今回は高校の方の情報をお伝えします。

関西大学北陽高 説明会

説明会は関西大学 千里山キャンパスの設備である「関西大学BIGホール100」で行われました。

今春の入試結果と来年入試についての情報も気になるのですが、やはり系列校化1期生である現高3生の様子、特に関西大学への内部進学がどれくらいになりそうなのか?が最も注目されているところだと思われます。

今春の入学者をもって関西大学北陽高になって以来3回の入試を経ましたので、高1~3全学年がそろう「完成年度」となっています。

3年前、系列校化初年度である2008年度入試ではなんと492名もの入学者を迎えましたが、その時は「関西大学」という看板の効果の大きさに誰もが驚いたものです。早いもので、その時の受験生たちは間もなく大学進学を迎えます。現高3生はいよいよ学習の真価を問われる時期。そんな高3生の様子についてご紹介いただきました。

まず、文系・理系の割合についてご紹介いたします。現高3生の文系・理系のクラス数は、Ⅰ類は共に2クラス、Ⅱ類は文系3クラス・理系1クラスとなっているようです。

関西大学への内部進学決定は3年間の内申と3年の実テで総合判定され、内部進学について最終的に決定されるのは1月ということになっているようです。高3生にとっては2学期が終わるまでは気が抜けない、ということになります。

現高3生は約320名が関大連携コースに在籍していますが、そのうち240名前後が内部進学できるのではないか?と内部では予想されているようです。また、詳しいことはお教えいただけませんでしたが、関西大学以外の外部大学を志望している生徒もいる様子です。

この数字を「多い」ととらえるか「少ない」ととらえるかについては判断が分かれるところではあります。今でこそかなり高いレベルがないと関大連携コースに合格できませんが、初年度は関大連携Ⅱ類(専願)なら五ツ木模試偏差値で50よりちょっと上の力があれば充分合格出来る年だったことを思い出すと、そこそこ高い率で関西大学へ進学出来ているのかな、と思えます。

さて、2011年度入試の変更点がいくつかあります。以下の通りです。

①スポーツコースを共学化
②出願時のコース希望制度が一部改定、「Ⅰ類のみ希望」という項目が廃止となりⅠ類受験者はⅡ類の回し判定も受ける必要がある

今春は男子262名・女子142名 計404名が入学した関西大学北陽高。昨年の入学者数は約330名だったので、かなりの入学者増となっています。相変わらずの人気を誇っていることがわかります。関西大学北陽高を目指す方はこの夏の間にしっかりと対策を進めましょう。