大阪桐蔭中高 入試直前の対策・当日の解答ポイント

2010年8月5日 木曜日

大阪桐蔭中高の塾対象説明会に参加してきました。

大阪桐蔭中高 説明会会場

大阪桐蔭中高と言えば、各メディアでは「大学合格実績がここ数年で飛躍的に伸びた学校」として取り上げられ続けています。

今春の結果を簡単にご紹介しますと、京都大39名(昨年41名)、大阪大11名(昨年16名)、神戸大34名(昨年34名)となっています。特に京都大は2007年度(3年前)の合格者数30名からここの所順調な伸びあるいは勢いを維持しているのが特徴です。

京都大にばかりスポットが当たりがちではありますが、今春は高校Ⅱ類専願入学者から大阪大合格者が出たり、クラブなどで活躍しながら大学進学を目指すⅢ類からも東京芸術大に合格するなど、各方面で実績を出しています。

さて、現在の高3生及び高1生は「中学入試時点でかなりレベルの高い生徒が入学した年」であったことが紹介され、特に現在の高3生については「トップレベルの国公立大に70名は通したい」と意気込んでおられたのが印象に残りました。

次年度の入試について、特に入試直前の対策や当日の解答ポイントについて、各教科から簡単なアドバイスをいただきましたので、ご紹介しておきましょう。

―中学入試―

算:直前はプレテストの見直しを、特に標準的な問題についてやっておく。当日は大問1~3の標準的な問題でとれるように。

国:丁寧に解いてください。大問3は文章の中にある漢字の書き取りがあるが、大問1と2より先に手をつけておいて欲しい。

理:時事的・今年のトピックスが「リード部分」として利用されるのでチェックしておいて欲しい(今年は「はやぶさ」と「イカロス」?)。

社:直前はプレテストの見直しを、時事問題や統計資料を見ておいて欲しい。

―高校入試―

英:長文の字数指定の出来が悪いので、他に時間を回す方が得策。

国:丁寧な字で書いてほしい。

数:オーソドックスな問題を解きなおしておいてほしい(合同条件など)。大問1で落とさないで欲しい(過去問のここばかりを前日にやり直してもよいかも)。

理:大問1の基本問題(4択)が16問×2点の32点もあるので、ここで落とさないこと。

社:世界史的なものを出題しているが、受験生は全般的に苦戦している。直前は世界史の年表を。

思えば約30年前、大阪産業大学附属高の分校として大東市に開校した時は「10段階で3~4の生徒が集まる学校」で、「目指せ関関同立」からスタートしたこの学校が、四半世紀経ち今や大阪を代表する学校へと成長しました。

大阪桐蔭中高の快進撃はまだまだ続きそう、そう思わせる説明会でした。