プール学院中高 教育内容と入試の変更点

2010年8月19日 木曜日

プール学院中高の塾対象説明会に参加してきました。

プール学院中高 外観

教育内容で大きく変更が入る点がいくつかあります。

まずは、現在1コマ45分授業とされていますが、これを中高とも50分授業へと変更し、最後の5分は「見直し」の時間とすることで定着を図る、ということです。

中3から高1への進級についても少々条件の変更が行われます。これまで「高校入試の試験」を受験させていたところ、それを止める代わりに「英検4級以上合格」「中3夏休み時に卒論を書き、合格する」「中2進級時に『第一スパン認定試験』を実施し、合格するまで何度も受験させる」など、各種取り組みをクリアすることを課す、ということになります。こちらは現在中3生の生徒から実際に導入されるようです。

最後にもう1つ。高校2年次以降のコース分けについて、これまでの形を一新して以下の3つにされます。

①文型Ⅰ類 京大・阪大・神大・大市大などの国公立大文系への進学を目指す
②文型Ⅱ類 関関同立をはじめ、首都圏を含む私立大文系への進学を目指す
③理型    国公立大及び私立大理系への進学を目指す

なお、指定校推薦枠は文型Ⅱ類のみで使用可となっていますが、理系学部の枠については理型で使用可となるようです。

さて、2011年度入試についても触れておきましょう。

中学入試に関しては変更点はありません。入試日程の位置取りも例年通りとなっています。

高校入試で大きな変更点があります。

これまでは国数英3科での入試だった所を、併願に限り3科か5科のどちらかを選択できるように変更されます。

理科と社会の試験は初めて実施される、ということになります。過去問が無いので「どんな問題が出るのか?」不安なところですが、現時点で決まっている「出題方針」について教えていただきましたので、ご紹介いたします。

理科:生物・化学・物理・地学まんべんなく出す。生物は「動物」、化学は「化学反応と量的関係」、物理は「運動とエネルギー」、地学は「天文及び気象に関する基礎的なことがら」

社会:テーマを3つに絞って、地歴公民融合問題を出す。
①外交史:日本と諸外国との関係、弥生時代~21世紀の現代までを範囲とする
②国際社会と国際組織:現在の国際社会について
③世界の人々と暮らし:気候と世界の人々の暮らしとの関わりを中心に世界各地域について

なお、理科と社会の出題方針等については今後説明会などでもご紹介していただける、ということですので、お聞き逃しの無いように。