履正社学園豊中中 入試制度に多数の変更

2010年9月21日 火曜日

履正社学園豊中中の塾対象説明会に参加してきました。

履正社学園豊中中 説明会

中学校のコースごとの近況です。

3ヵ年独立コースの2次や後期入試ではかつて灘・甲陽落ちが多数受験していましたが、今はそういった形の受験パターンで履正社学園豊中中を受験・入学している生徒はいないようです。また、最近では私立高よりも北野や天王寺といった公立高の志望者(特に女子に多いそう)が毎年40%ほどいるらしく、進学先の傾向が変わってきている、とのことでした。

6ヵ年特進コースはこれまで5回卒業生を輩出しています。特に中学入試時点で1次入試で入学してきた生徒の大学進学実績が高い傾向にある、ということがデータでも示されました。

さて、2011年度入試に向けて多くの変更点があります。順にご紹介しましょう。

まず、今春6ヵ年特進がⅠ類とⅡ類に分割されて募集開始されたばかりなのですが、来春より再び統合されます。1年で廃止となってしまったこの取り組みの背景として「特待生がⅠ類ばかりに偏る点を問題視したため」と説明されていました。

気になる来春入試の合格ラインとしては、今年のⅡ類のものを参考にすれば問題ないかと思います。

また、試験科目はこれまで算国一本でしたが、2011年度入試より2科or3科(算国理)の選択制へ変更されます。3科受験者は算国2科×1.25倍でも判定される、いわゆる「アラカルト型」です。

今小学校5年生が受験を迎える年には理科(50点)が必須化されることも合わせて発表になりました。ご注意ください。

プレテストの実施日も昨年から大きく変更されています。今年は11/27(土)と12/11(土)の2回実施で、昨年のように「どちらか片方しか受験出来ない」ということはなく、両方受験してもOKです。両方ともに2011年度入試で初導入となる理科を含む3科型と従来通りの2科型が選択可能です。参加料が2000円必要ですので、お忘れなく。

さて、このプレテストについてもう1つ大きなお知らせがあります。

プレテスト結果による「入学金・授業料・施設設備費を全額免除」の特待生制度選考も行われます。流れとしては・・・

プレテスト受験時に特待生選考希望の旨申請

一定の点数以上であれば特待生候補としてエントリー票が送付

12/25(土)までにエントリー票を提出し「特待生」として登録

入試で合格すれば特待生奨学金の受給資格を得る

というものです。

25名前後を枠として準備されているそうで、入試時には特待生対象者のみ保護者同伴の面接が課されますが、あくまで参考程度の扱いとなるようです。また、特待生として登録されれば、前期・後期や専願・併願問わず適用が可能としてもらえます。履正社学園豊中中を併願で考えている方も、特待生の資格を得ながら本命・第一志望校を気兼ねなく受験可能な点がうれしいですね。

その他の変更点としては次のようなものがあります。

・出願期間を例年より早めから設定
・入試日も大きく変更し、1/15(土)・17(月)・19(水)と例年よりも短い期間で入試日が設定されている

説明会の後半に、今春難関大(大学名を挙げますと個人が特定されますので割愛します)に合格した卒業生から体験談を聞かせていただきました。

卒業生からの声

履正社学園豊中中は、高校入試で難関公・私立高を狙う生徒も6年間じっくり大学入試に向けて準備をする子も、どんな生徒も最終的な進路希望を叶える体制が出来ています。たとえ第一志望の中学校に縁が無く履正社学園豊中中に入学したとしても、3年後あるいは6年後にリベンジを果たしているケースが多いようです。

最後になりますが、前述の特待生の件もありますので、併願でも履正社学園豊中中の受験を考えている方はプレテストを必ず受験しましょう。11/27(土)と12/11(土)の2回実施です。お忘れなく。