金光大阪中 第一回プレテストを終えて

2010年11月5日 金曜日

金光大阪中が10月16日(土)に実施された第一回プレテストの問題・結果などが届きました。受験者数の動向やプレテスト得点率と入試本番との相関関係、などについてもお聞かせいただきましたので、詳しくご紹介したいと思います。

まずは、受験者数についてお知らせします。今回のプレテスト受験者数は75名となっており、昨年の第一回プレテスト受験者数約50名と比べると、実に1.5倍もの数が集まりました。近畿地区の私立中学各校が生徒募集においてかなり厳しい状況となっている中、驚くべき伸び率となっています。

さて、プレテストで一体どれくらいの点数が取れれば入試本番での合格率が高くなるものでしょうか?

お聞きしたところ、金光大阪中のプレテストは「入試本番で出題する入試問題と量・難易度ともに全く同じ」ものにされておられるそうです。よって、「プレテストの得点率=現時点で予想できる入試本番での得点率」と考えてもよいと思います。

今回に限らず、どの回のプレテストでも「算国とも50%の得点率」があれば入試本番で合格出来る可能性がぐっと高くなる、とのことです。今回のプレテストを受験された方でこのラインに届いていない受験生の皆さんは、残りの2ヶ月ほどで算数・国語ともに半分はとれるよう、訓練していきましょう。

その訓練をしつつ、11月13日(土)と12月4日(土)に行われる金光大阪中のプレテストを「腕試し」の場として、これらの2回で算国それぞれで50%を取れるかどうかを確認しましょう。

金光大阪中では、入試成績によっては特待生として入学出来る可能性があります。Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型の3タイプの特待生制度があり、それぞれ給付される金額と入試時点で必要となる成績が異なります。以下、ご紹介しますと・・・

Ⅰ型特待生
入試成績:国算の両方が80点以上
給付内容:入学金・授業料の全額を3年間

Ⅱ型特待生
入試成績:国算の合計が150点以上
給付内容:入学金・授業料の半額を3年間

Ⅲ型特待生
入試成績:国算のどちらか一方が70点以上
給付内容:入学金

いかがでしょうか?特にⅢ型であれば手が届く、という受験生は多いのではないでしょうか?

お聞きしたところ、Ⅰ~Ⅲ型が適用されて入学してくる数は、例年全入学者の1/3以上となっているようです。また、特にⅠ型が適用されて入学してくる生徒については、6年後の大学受験の際には京都大・大阪大・神戸大といった最難関国公立大を狙えるレベルに到達している、というデータもあるようです。

先ほどもご紹介したとおり、金光大阪中のプレテストは入試本番の出題傾向とほぼ同じものとなっていますので、プレテストで上記の基準値に到達していれば、入試本番でも特待生基準に乗る可能性はかなり高いはずです。特待生での入学を狙っている受験生は、上記の基準を目標にして学習を進め、出来れば残り2回のプレテストで上記の値をクリアするようにしましょう。

残された学校説明会・プレテストは2回となっています。以下の画像で詳しい日程などをご紹介します(クリックすると拡大します)。

金光大阪中 入試イベント

JR高槻駅前には関西大学中等部が今春開校したり(詳しくはこちらのエントリー「関西大学 高槻ミューズキャンパス 行ってきました!」と「関西大学中高 今春入試を振り返って」)、2013年には立命館中高が長岡京に移転(詳しくはこちらのエントリー「立命館中高 長岡京市へ移転」と「立命館中高 長岡京市へ移転【続報】」)してきたりと、高槻近辺には強豪校が集まりつつあります。そんな中、野球や吹奏楽が強い、という財産があり、昔から教育活動を行ってきている金光大阪中。この機会にぜひ一度その魅力をご覧いただければと思います。