帝塚山学院中が10月23日(土)に実施されました、第一回プレテストの結果が返却されました。受験者の動向などについてご紹介したいと思います。
なお、当ブログでは、過去にも帝塚山学院中高について以下のエントリーでご紹介しています。合わせてご一読いただければ、と思います。
「帝塚山学院中 入試科目変更!」
「帝塚山学院中高 関学への内部進学状況が入試に与える影響」
今回のプレテストの受験者数は450名でした。昨年が418名でしたので、昨年から1割程度受験者数が増えたことになります。
それだけでも帝塚山学院中の人気の高さを示すデータなのですが、更に驚かされたのが「プレテスト受験者の成績層が上がっている」という点です。それについて以下で検証してみたいと思います。
まず、今回のプレテストでは合計得点によってA・B・Cなどの判定がつけられています。今回のプレテストでのA判定ラインは次のようになっています。
関学コース:259点(昨年230点)
ヴェルジェコース:156点(昨年150点)
関学コースのA判定ラインが約30点も上がっています。偏差値で換算した場合、昨年と今年で同じ水準でA判定を打たれているようなのですが、点数にするとこれだけ違いが出ています。ヴェルジェコースのA判定ラインも若干ではありますが、昨年よりも高くなっています。
なお、このA判定なのですが、これをプレテストで取れれば入試本番ではかなり高い確率で合格出来る、と判断できるラインですから、今回のプレテストでA判定に満たなかった受験生の皆さんは、今回のプレテスト問題をしっかりとやり直してA判定の水準まで学力を持っていけるよう、頑張ってほしいと思います。
また、各科目の平均点も昨年より上がっています。
国語:66.5点(昨年56.3点(4科型受験者のみの平均))
算数:55.7点(昨年60.2点(4科型受験者のみの平均))
理科:23.2点(昨年31.5点)
社会:32.2点(昨年30.0点)
昨年の平均点は「4科型受験者のみ」のものとしていますので、純粋な比較とはなっていない点ご留意下さい。
国語で約10点、算数で約5点平均点が上がっています。プレテストの問題は、例年同じレベルとなるように作られています。そのことからも、この平均点上昇という事実も「例年よりもプレテスト受験者層の顔ぶれが変わっている」ことを示しているのではないでしょうか。
もう1つ、帝塚山学院中が人気を集めていると推測出来るデータがあります。それは、来る11月13日(土)に行われる「個別アドバイス会」の申込者数です。昨年の第一回プレテスト終了直後のアドバイス会申込者数は150~160名程度だったところ、今年はすでに270名の申し込みを受けているそうです。アドバイス会の参加者数が昨年の2倍近くまで伸びている、ということですから、昨年に比べて「帝塚山学院中が第一志望」という受験生が増えている証拠になっていると見るべきではないでしょうか。
受験者数の増加、各コースのA判定ラインの上昇、算数・国語での平均点上昇、個別アドバイス会のエントリー数の増加。今回のプレテストで帝塚山学院中はかなり人気となっている、しかも例年以上に上位生が多く集まっていることが浮き彫りになった形です。
さて、次回のプレテストは12月5日(日)です。次回は関西学院大 上ヶ原キャンパスでの実施となります。詳しいことは以下の画像でご確認いただけます(画像をクリックすると拡大します)。
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帝塚山学院中 第二回プレテスト
日時:2010年12月5日(日)9時50分集合
場所:関西学院大 上ヶ原キャンパス
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今回のプレテストをしっかりと見直し、次の12月5日(日)の第二回プレテストに臨みましょう。