園田学園中高 活力あふれる女性を育成する

2010年11月18日 木曜日

園田学園中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

園田学園中高 外観

阪急 塚口もしくはJR 塚口から歩いて10分程度で到着します。

学校全体の教育方針としては「知性と豊かな情操、品性を身につけ、健康でいきいきとした活力あふれる女性を育成する」というものとなっています。また、毎年「研究主題」を設定されており、今年度の研究主題は「学びの意欲を引き出す授業づくり~「五感(必要感・期待感・受容感・有能感・満足感)」を実感できる授業」というものだそうです。

中学校の教育面での特徴は以下の3点です。

①確かな学力が身につく、学習の習慣化
特に一週間ごとに学習計画や生活スケジュールをたてる「生活表」と、年2回実施の「ベネッセ学力推移調査」に注力。

②国際感覚を身につける、ニュージーランド研修
NZに行きますが、その前に国内の園田学園の施設で充分訓練をする。

③人間性を高める、「7つの習慣J」「女性学」
主体的に学べることを目的として導入しており、特に後者は茶道・華道・着付け・書の作法・短歌と俳句・マナーを学ぶ。

説明会 会場

高校は特別進学と総合進学の2コースが設置されています。それぞれのコースの特徴を順にご紹介します。

特別進学コースのテーマは「演習の徹底」「面談」だそうで、特に今年から特別進学コースの時間割を刷新されています。これまで月~金は7限すべて授業だったところを、7限目は演習の時間し、これによって学習の定着やクラブ活動との両立が可能となりました。

総合進学コースは4割が併設大・短大への内部進学、他大学へ4割、残り2割は専門学校や就職、という進路構成となっています。併設の園田学園女子大・同大短期大学部への内部進学は、大学の人間看護学科と食物栄養学科についてな基準を高めに設定しているものの、全学部について特に人数制限は無い様子です。

総合進学コースでは「女性学」を学ぶ時間が高1・2で週1コマあり、「マナー」「書の作法」「カラーコーディネイト」「短歌・俳句」といった実技と、「女性史」「日本文学の中の女性像」「女性と社会」「性と生き方」といった講義を織り交ぜながら進めておられます。

また、前述のとおり併設大への進学が多いことから、併設大の指導者を招いての高大連携講座も盛んに行われています。

制服

女子校がどんどんと減っていく中で、1938年の創立以来72年間女子校教育一筋でここまで来られた園田学園中高。今後も女子教育の灯を守り続けていってほしいと思った説明会でした。