大阪市立の新商業高 名称決まる

2011年4月13日 水曜日

1年前のエントリーであるこちら「大阪府公立高校 大学進学特化の動き」でご紹介しました、東商業高・市岡商業高・天王寺商業高の3校を再編統合し、天王寺商業高の現校地に新校舎の建設を進めている件ですが、この程正式に新校名が決定しましたので、ご紹介いたします(画像をクリックすると学校紹介のPDFが開きます)。

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大阪市立の新商業高校

大阪ビジネスフロンティア高 資料

新学校名:大阪市立 大阪ビジネスフロンティア高等学校
設置学科:グローバルビジネス科
学校規模:8クラス/学年(1学年320名、3学年計24クラス・収容定員960人)
設置場所:現天王寺商業高校地
開校時期:2012年4月

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高校名を聞いた第一印象としては、「高校受験生にはとっつきにくい名前だな・・・」というのが正直なところです。実際に今3つの商業高に通っている高校生たちは新校名をどう評価しているのか、気になります。

大阪ビジネスフロンティア高の開設にともない再編統合される商業高3校ですが、、2012年度入学生から募集を停止し、大阪ビジネスフロンティア高の位置に移転します。3校の在校生が卒業するまでの間は新校舎を共用して授業等が行われるようです。

さて、大阪市のHPにはこの新しい高校を「大阪の新産業創造を担い、起業の精神に溢れ、国際ビジネス社会で活躍する高度な専門性を備えたビジネススペシャリストを育成するために、大学や産業界と連携して高校・大学7年間を見据えた教育を行う新しいタイプの商業高校」と紹介しています。「大学進学」を前面に押し出す、これまでの商業高校とは一線を画したコンセプトであることがわかります。

さて、その「連携する大学」が気になりますが、添付のPDF内にも記載がありますとおり、現時点では大阪市立大・関西大・関西外国語大が挙がっています。どれも魅力的な大学ばかりです。特に、もし「大阪市立大への特別推薦入学制度」などが出来るようならば、関関同立を中心として「私立高⇒併設の私立大」への進学がメインとなっている大学との連携の構図に「公立高⇒公立大」という新たな形が出てきます。この組み合わせは大変魅力でしょう。

新校名の評価も含めて、今後が大変気になる高校が1つ生まれました。