2011年度中学入試 結果分析⑤ ~プレテスト~

2011年5月30日 月曜日

2011年度中学入試 結果分析① ~府県別受験者数・率~
2011年度中学入試 結果分析② ~入試日程の前倒し~
2011年度中学入試 結果分析③ ~大学附属校 その1~
2011年度中学入試 結果分析④ ~大学附属校 その2~
に続くエントリーです。2011年度中学入試について、テーマごとに分析を進めているシリーズです。

今回は「プレテスト」の実施状況などについてまとめてみたいと思います。
今年度の大きなトピックスの1つとしては「京都府内各校がプレテストを本格的に実施開始した」というものが挙げられます。

以下、2011年度入試に向けて各校が実施されたプレテストの日程一覧です。京都府内各校については赤で目立つように示しています。

2010年度プレテスト(10月)

2010年度プレテスト(11月)

2010年度プレテスト(12月)

特に11月でプレテスト実施校が多いのがわかりますが、その中でも13日(土)が最も実施校が多かった日でした。

赤で示した京都府内各校ですが、東山中や京都女子中といった人気校が参戦してきたことが驚きでした。

その中でも特に、京都女子中は700名もの受験者を集めるという大変規模の大きなプレテスト(京都女子中では名称を「オープン模試」とされています)となったことが話題となりました。

ちなみに、当ブログでもこちらのエントリー「京都女子中 オープン模試を終えて」で詳しくご紹介しています。

京都女子中はこのプレテストで700名を集めたという勢いをそのままに入試を迎え、何と昨年から約150名の受験者増となりました。

京都女子中 入試結果

京都女子中のようなビックネームが動くと、その分受験者動向にも大きく影響することがわかりました。

ちなみに、近畿地区で現在プレテストを行っている学校数や受験者数は次の通りとなっています。

府県別 プレテスト実施校数

プレテストは近畿地区で約2万人が受験しているという「一大イベント」であることがお分かり頂けると思います。しかも、その約3/4が大阪府内各校での受験者である、ということから、大阪府内の私立中にとってはまさに「募集活動の生命線」となっているのもご想像の通りです。

2012年度中学入試における主なトピックスごとに分析をお届けしてきたこのシリーズですが、今回をもって最終回となります。

以降は、2012年度入試に向けての新情報や各校の様子などを随時お届けしていきたいと思います。引き続きよろしくお願いいたします。