龍谷大 臨床心理学科新設と国際文化学部の深草移転

2011年7月6日 水曜日

龍谷大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

龍谷大 瀬田C①

今回は瀬田キャンパスで行われた説明会に参加してきましたので、会の前後にキャンパス内をうろうろとしました。

龍谷大 瀬田C②

さて、龍谷大では来年2012年4月文学部内に臨床心理学科を新設されることになっています。定員は92名となるこの学科ですが、この分野については2002年から研究をされてきたそうです。

また同時に、文学部内の史学科を歴史学科へ、国史学専攻を日本史学専攻への名称を変更されることになっています。

その他、真宗学科や仏教学科等を含めると文学部の入学定員は870名となります。これは、短期大学部も含めて9学部25学科ある龍谷大全体の実に20%を占める、ということで最も大きな定員を持つ学部となります。

また、タイトルにもありますとおり、国際文化学部が深草に移転することも正式に発表になっています。

現在瀬田キャンパス内にあるのですが、2015年4月までに深草キャンパスに移転させる、ということになっているようです。よって、2012年度入試以降で同学部に入学される方は在学中にキャンパスが移る可能性があることを知った上で受験する必要があります。ご注意ください。

個人的には、京都には外国人が多くいるという点においても、また、日本文化を代表するものが京都には多数あるという点においても、国際文化学部を深草キャンパスがある京都に移転させるのは教育的にも大正解だと考えています。

さて、同学部の移転後、瀬田キャンパスには新しい学部が設置される予定になっている模様です。一体何学部が設置されるのか?大変気になるところではありますが、これについても近々発表がされる予定になっているそうです。正式な発表を待ちたいと思います。

2011年度の入試結果にも触れておきます。入試方式別の志願者・合格者数と昨年度(2010年度)からの増減について次の表にまとめました。

龍谷大 志願・合格者数と増減

トータルで見ると志願者が1割減少である一方で合格者数は昨年から微増、ということでかなり入りやすくなっていたことがわかります。

ただ、公募推薦においては志願者数が減っているにもかかわらず、合格者数をそれ以上に減らしていることから、公募推薦については少し狭き門だったことが予想されます。

表には現れていませんが、公募推薦では経済と国際文化、一般Aでは国際文化と短大、一般Bでは短大、一般Cでは社会と短大といった所が昨年よりも志願者数を増やしていますが、その他については昨年を割っています。

特に一般Cではトータル志願者数は昨年の86.1%であった一方で合格者数は175.5%も出されており、相当広き門になった模様です。3月の入試、つまり最後まであきらめなかった受験生たちの多くに合格通知が舞い込んできたようです。

センター利用入試は増えてはいるものの、公募推薦と一般で大きく志願者数を減らしている龍谷大ですが、逆に言うとここまで倍率が下がったのであれば来年の入試では「狙い目」として良いかもしれません。