あと1カ月半もしましたら、私立大一般入試が本格的に始まります。大学受験生の皆さん、学習は順調に進んでいますでしょうか?
教科書・参考書の見直しや覚えなおし、赤本を使っての過去問演習、やることはたくさんあると思います。
大学入試に関しては、ただがむしゃらに勉強を進めるだけではなく、いわゆる「入試情報」をしっかりと入手することでライバルよりも有利に受験を戦うことが可能です。
受験生の皆さんが入手出来る、あるいは入手すべき入試情報はいろいろあります。志望している大学・学部における入試変更点、志望大学・学部の人気動向、志望している学問系統で人気のある大学・学部や人気が無い大学・学部、といったものが中心となります。
これらの情報をしっかりと持っているかどうか、そしてそれを正しく分析して出願先を考えたり受験勉強を進めることが出来るか、も合格を大きく左右します。
前置きが長くなりましたが、今回から4回のエントリーで近畿地区私立大の雄である関関同立それぞれの全学部がこの秋の各社模擬試験においてどういったレベルになっているのか、をご紹介いたします。
今回のエントリーでは、関西学院大を取り上げたいと思います。下の画像内に表の見方等が記載されています(画像をクリックすると拡大します)。
※作成には万全を期していますが、偏差値等は各HP・書籍等で必ずご確認下さい
最も高いレベルとなっている学部は国際学部、河合塾の模試によると最高で65.0という偏差値を記録しています。ここ数年の「国際系人気」において近畿地区私立大の頂点に君臨する同志社大 グローバルコミュニケーション学部、立命館大の国際関係学部、そしてこの関西学院大の国際学部です。
神学部を除いて、関西学院大の中で比較的手ごろなレベルで入学出来そうなのが、教育学部・総合政策学部の2つでしょうか。
特に、代ゼミ模試の評価によると、教育学部のある方式・日程では偏差値が50を割り込んで49となっています。また、ある高校では今年の教育学部のAO入試において、評定がやっと3.0に乗っているような「ごくごく普通の成績の生徒」が合格した、という例があったそうで、例年では考えられない事に驚かれていたようです。
「学部はどこでもいいから、どうしても関西学院大に入学したい!」という方は、一度教育学部についていろいろと調べてみてはどうでしょうか?
理系である理工学部は、どの模試においても評価が上下に幅広くなっています。それだけ人気があって難易度が高い学科と人気が無くて難易度が下がってしまっている学科の差が激しい、ということを示しています。
次回のエントリーでは関西大の模試偏差値一覧をご紹介します。