2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率④

2012年3月6日 火曜日

2011年度大阪府公立高後期選抜 教科別平均点
2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①
2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②
2011年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率③

に続くエントリーです。昨年の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。これまで「~①」では昨年の後期選抜の国語、「~②」では社会、「~③」では数学についてそれぞれご紹介しました。

今回は、理科についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

2011大阪府公立高後期 理科

なお、2009年度と2010年度の理科についての小問別得点率や解説については以下のエントリーでご紹介していますので、そちらも合わせて参考にして下さい。

2009年度⇒「大阪府公立高校 後期選抜 教科別平均点と小問別正答率⑤
2010年度⇒「2010年度大阪府公立高入試 教科ごとの小問別得点率④

大阪府教育委員会からはこの理科の入試問題について以下のような見解が出されています。

・基礎的・基本的な事項に関する問題については、高い得点率であった。科学的な思考を要する問題や論理的に説明する問題については、低い得点率であった。
・観察・実験を通して技能や知識を習得するとともに、学習した内容と実生活でみられる事物・現象とのかかわりについて考えることにより、科学的な思考力・判断力や表現力を身に付けることが大切である。

身近な自然の事物や現象を題材として取り上げ、中学校で学習する基礎・基本的な事項についての理解を問う問題が中心となっている中にも、観察や実験に基づく科学的な思考力・判断力や論理的に説明する力が問われる問題となっています。

また、これまでのエントリーでもお伝えしたとおり、国語や社会ではきちんとした記述力が必要なのですが、理科でもそれが当てはまります。観察や実験で得た結果をできるだけわかりやすく、短い言葉で表現する練習をしておけば記述問題の対策になるでしょう。

当然、基礎・基本の知識は不可欠です。言葉の意味だけでなく、漢字で書くべきところは漢字で書けるように練習しておきましょう。

最終回となる次回は、英語についてご紹介します。