京都女子大 学科・専攻別 教員免許関連データ

2012年3月29日 木曜日

京都女子大の春のオープンキャンパスにお邪魔してきました。

京都女子大①

過去にこちらのエントリー「京都女子大 高い就職率・資格合格率を誇る」でご紹介しました通り、京都女子大の自慢は「就職・資格取得」です。このエントリーでご紹介して以降、就職率や資格取得率等の新しいデータは出ていません。もうじき卒業される2011年度生の実績についてはまた改めてご紹介する機会を設けたいと思います。

さて、今回のオープンキャンパスでは就職・教員免許や管理栄養士などの資格取得に関するサポート、奨学金や寮生活といった生活面でのサポートである「就職支援プログラム」や「学生生活支援」についてのご紹介に力が入っていました。

その中でも、京都女子大に通う学生は特に学校の先生を目指す方が多いようで、2010年度卒業生実績では112名、就職決定者の実に1割ちょっとがいわゆる「正規採用の教諭」として社会に出られたようです。また、常勤講師や非常勤講師も含めると196名となり、就職決定者の約2割にも上るようです。

その教員採用に関わるデータとして、次にご紹介する「教員免許取得状況」についてはかなり詳細なものとなっています。ぜひご覧ください。

京都女子大 教員免許取得及び教員採用者・率

上の表を見ておりますと、発達教育学部 教育学科内に設置されている教育学専攻では121名中実に118名が教員免許を取得しており、取得率は98%になっています。

先生になることを志して入学してきた方たちが集まる専攻ですからこの数値は「当然」という見方もあるかもしれませんが、他大学の教育系学部・学科ではこのような高い割合となる教員免許取得率を出せていない所もたくさんあるのではないでしょうか。

さて、2010年度卒業生1076名の職種別就職状況は以下の通りとなっています。

一般職:25.8% 教諭:18.2% 総合職:11.9% 販売・接客:8.7% 営業:7.4%
栄養士・管理栄養士:5.2% 保育士:5.0% 介護福祉士・社会福祉士:4.1%
その他:13.7%

ちなみに、就職者のうち正社員での採用率は92%、従業員500人以上の企業には40%が就職されているそうです。

京都女子大では、就職支援行事として実施される有料講座に関しては保護者会や大学から補助が出るそうです。個人で受けるよりも得ですね。また、こういった就職支援行事は1回生から参加可能とされているそうで、早期から就職を意識させることにも一役買っているようです。

さて、京都女子大は全国から入学者が集まる大学ということもあり、寮を備えておられます。特徴としては、学生寮の規模が大きいことと、また「起床は7時」「門限は10時」「上回生と必ず相部屋(原則4名)」「毎朝お仏参(礼拝)がある」など、規律正しい生活・共同生活によるコミュニケーション力や人間力の育成といった面に留意しながら運営されておられること、の2点です。

2011年度入学生からは353名が入寮し、2011年4月時点では675名の寮生数でスタートされたそうです。在学生の実に約11%が寮生だそうです。

ちょっと足を伸ばせばすぐ河原町や京都駅前に行けるという便利な所に大学はありますが、大学のすぐ周辺には東山・祇園・清水寺といった神社・仏閣が多く点在する地域ですので、非常に落ち着いた環境の中で生活や学習を行えます。その上、文字にすると少々厳しく映る上記のような規則がある学生寮ならば、親元を離れることになっても安心です。

大学生活を真面目に過ごし、教員や管理栄養士といった難しい職業・資格を目指すにはもってこいの大学、ではないでしょうか。