大阪桐蔭中高 出題難易度に関する新たな指針

2012年7月27日 金曜日

大阪桐蔭中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

大阪桐蔭中高

大阪桐蔭中高と言えば今や大変立派な進学校となっておりますので、大学合格実績は毎年注目が集まるところです。そこで、まずは今春の大学合格実績を簡単にご紹介します。

今春は国公立大合格者合計が前年の283名から今年233名に落ち込んだものの、京都大合格者数がとうとう50名に到達しています。また、東京大・京都大・大阪大・神戸大の4大学合計で105名、国公立大総合格者の約半数の45%を占めた、という結果になりました。

最難関を筆頭として国公立大の合格者数の話ばかりでもいけませんので、少し変わった話題を。最も成績が良かった時でさえ学年の下から5番程度という、成績が決して良いとは言えない生徒の例だそうですが、その方は一般入試で関西学院大を合格、早稲田大を補欠合格となったそうです。

つまり、大阪桐蔭で成績的に少々振るわくても、他の学校の受験生たちに混じればやはり力はそこそこある、という事例だと思います。

次年度の大学入試に向けて、ということで意気込みをお話されていました。現高3生が中学受験で入学した学年はプレテストで2,000名を超えた年で、レベルが高い入学生が多く、この学年はこれまでの模試において学校内での過去最高の成績を収めていることから、東京大・京都大・国公立医学部医学科の合計で100名を目標とされているようです。

来春の大学合格実績には大いに期待をしたいと思います。

さて、入試関連の話題に移ります。まずは中高それぞれの入試結果について簡単に。

中学入試です。総志願者数は2010年度754名⇒2011年度1309名⇒2012年度1316名となり、昨年から順調に推移しています。なお、統一解禁日午後の前期入試では遅刻者対応を柔軟に行われ、結果として最終組が18時試験開始だったそうです。

高校入試結果としては、特に専願者数の増加が顕著です。今年は414名でしたが、2010年度338名⇒2011年度386名と順調に専願者数が増加しています。

次年度の入試に向けて、中高ともに出題難易度に関して新たな指針が示されました。

(さらに…)