大谷中 初日午後に医進のみ募集の入試回を新設

2012年10月10日 水曜日

大谷中高の塾対象説明会が開催されましたので、お邪魔をしてきました。

大谷中高

コースは以下3つで構成されています。

医進:最難関国公立大・私立大の医系・理系学部への進学を目指す、中2から学習スピードを上げる
特進Ⅰ:特進Ⅱとの違いは「勉強に打ち込みたい子向けのコース」で、高2時に「特文クラス」という難関国公立大文系学部を目指す子で構成されるクラスを1クラス編成
特進Ⅱ:指定校推薦や併設大(大阪大谷大)への内部進学による進路保証の下でクラブや学校行事に打ち込みたい子向けのコース、大谷の長い伝統を受け継いだ大谷らしいコース

中1時は全コースとも同じ進度で授業が行われ、中2進級時に成績や本人の希望を考慮して各コース間でコース変更が実施されます。

最上位コースである医進へコース変更出来るのは中2進級時が唯一のチャンスとなっており、以降中3進級時は医進から特進Ⅰ・Ⅱへ下がるのと、高2進級時に「特文」を編成する際に移籍する動きのみとなり、医進から他コースへ出る動きのみとなってしまいます。これは、やはり難関国公立大や医歯薬系を目指すために特化されたカリキュラムとなっているため、早期からの合流でないと対応出来ないから、ということが理由となっているのではないでしょうか。

今春の大学合格実績についてもご紹介をいたします。

国公立大合格者数は73名、これまでは以下のように推移しています。一時は上向き傾向に入ったものの5~6年前の水準に戻ってしまっています。

06年度74名
07年度75名
08年度50名
09年度79名
10年度98名
11年度85名

今年の医学部医学科合格者数は12名、国公立と私立の内訳は国公立4・私立8となっています。こちらも過年度状況は次の通りとなっています。

06年度11名(国公立3・私立8)
07年度24名(国公立6・私立18)
08年度11名(国公立2・私立9)
09年度17名(国公立7・私立10)
10年度19名(国公立9・私立10)
11年度13名(国公立4・私立9)

難関大の合格者数に絞ってご紹介をしますと、京都大2(昨年4、内訳医進2・特進2)・大阪大3(昨年5、内訳医進2・特進3)・神戸大11(昨年8、内訳医進2・特進6)となりました。

関関同立合格者数は279名、過去最高の合格者数になったとのことでした。特に同志社大(昨年24名⇒今年42名)と関西学院大(昨年62名⇒今年93名)で大きく伸びているのが特徴です。

続いて、2013年度中学入試の情報です。

大谷中 2013年度入試要項

初日午後に医進のみの募集となる「1次B」を新設されることが発表になっています。こちらの入試は算国2科+面接なし(代わりに試験中に保護者対象に学校説明を実施、後日2次A・B受験の場合はその際に面接を実施)となっています。

この初日午後入試ですが、「16時半集合・16時40分開始」と発表されています。四天王寺中の試験時間に配慮された開始時刻となっていますものの、四天王寺中の面接の組み分け(?)次第ではこの時刻に間に合わないことも起こり得ます。よって、試験時間に関しては以下のような発表も合わせてされています。

(さらに…)