賢明学院中高 中高ともコース名等大きく変更に

2012年10月16日 火曜日

賢明学院中高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

賢明学院中高

賢明学院中高では教育内容として次のような取り組みを行っておられます。

①15分間の朝読書・朝の小テスト
中学生は毎朝朝読書を実施。1日の始まりは祈りと読書で。高校生は朝礼後に反復学習中心の小テストの時間として活用し、基礎学力定着に取り組んでいる。

②定着学習・自学自習教室
中学生は定期考査後、テストに出た内容を再度解答したり、解説を聞き問題を復習する時間をとり、知識の定着を図る。高校生は放課後20時まで自習室を開放、自主的に学習する環境を整えており、毎日50~70名程度の生徒が参加しているそう。

③土曜日の取り組み
基本的に通常授業とし、午後からは進学対策としての特別講座を開講。高1・2対象に英数国、高3は全教科、1コマ90分授業。

④勉強合宿
中学・高校(8月)とも3泊4日、学習への集中力と精神力の向上を目指す。

⑤キャリア教育・体験学習
オープンキャンパス・出張授業・大学の施設利用など、進路選択・キャリア教育の一環として積極的に実施。

なお、学習指導だけでなく、保護者懇談・生徒面談・進路ホームルーム・大学説明会など、生徒・保護者と積極的なコミュニケーションを図るようにしておられるようです。

対生徒・保護者に関する部分だけでなく、実際に教育する側にある教職員に向けても様々な取り組みを行っておられます。教職員相互の交流・研修の促進として、教員研修の拡充・公開研究授業・授業参観による研修の拡充・指導計画や週案作成を行っており、授業の充実を図っておられます。

説明会の中で「賢明学院の生徒は「基礎学力が定着していない」「授業を理解していない」と指摘されることが多い」という趣旨のお話がありましたが、同校の生徒たちをようやくこれから鍛えていく体制に入った、という印象です。

さて、賢明学院中高は近畿大の系属校から協定校へ移行することがすでに発表されています。

これまでは系属校としてコース名に「近大」の名を冠していましたが、来春入試より系属校から協定校へ扱いが変わるを受け、後程詳しくご紹介しますが、コース名から「近大」が外れることになります。また、系属校であれば「近大」の名がついているコースの生徒のみが専用の枠を使用可能だったところ、協定校になるとその制約は外れることになり、特に高校の進学コース生が恩恵を受けることになる、というメリットも生じることになるようです。

しかしながら、近畿大とはこの件についてまだ正式な決め事を交わしていないようなので、今回の説明に関しては全般的に歯切れが悪いという印象を持たざるを得ませんでした。

2013年度入試情報です。

まずは中学入試です。コース名が次に変更となります。

近大医歯薬系進学⇒特進医歯薬理系
総合進学⇒特進文理

また、入試科目にも変更があります。A・B日程は両コースとも算国+理or社の3科となります。総合進学(来春は特進文理)は今春2科だった所3科になるので、単純に難易度が上がることになります。なお、C日程は両コースとも2科で受験可能です。そのC日程ですが、来春は午後入試に改められています。

高校入試においても、コース名が変わり、次の3つに改められることになっています。

近大医歯薬系進学⇒特進医歯薬系理系
近大系属⇒特進文理
総合進学⇒進学

また、特進医歯薬系進学は5科から英数国3科へと入試科目の変更も発表になっており、これによってこの学校はすべて3科で受験可能になります。