2012年度 大学別 司法試験合格率②

2012年12月4日 火曜日

将来の夢として法曹界を志す受験生やその保護者の一助となればと思い、2012年度を中心として司法試験の大学別合格率について調べ、まとめているシリーズ。今回で2回目となります。

前回はこちらのエントリー「2012年度 大学別 司法試験合格率①」で、平均合格率を超えた14校の顔ぶれについてご紹介をしました。

今回は、近畿地区各校の合格率をご紹介し、検証を進めて参ります。以下のグラフをご覧ください(クリックすると拡大します)。

司法試験合格率2012(近畿地区)

近畿地区各校の中で今年平均合格率(25.1%)を超えたのは京都大・神戸大・大阪大の3校のみとなっており、他はすべて平均を下回っています。

・・・ということで、どうしても平均合格率を下回ってしまった学校の話が中心となってきますが、出来るだけ明るいデータを拾っていきたいと思います。

大阪市立大に関しては、今年は平均を下回ってしまったものの2010年度・2011年度共に平均合格率を超えていますので、来年度以降に関してはまだ期待が持てるのではないでしょうか。

また、同志社大についても昨年2011年度は平均合格率と全くの同率になるなど、コンスタントに20%程度の合格率は保っている様子です。

近畿大が合格率24.3%、昨年や一昨年の15%弱から大変大きく合格率を上げており、急成長を見せています。この後の学年・年度についても更なる期待が持てる、そんな気がします。

関関同立と一括りにされる4つの大学ですが、先にご紹介した同志社大は20%程度を例年保っているものの、他3つの大学については同志社大に少々差をつけられている印象です。特に関西学院大は2010年度20.3% ⇒ 2011年度14.6% ⇒ 2012年度14.5%と、下降傾向にあります。大変気になるところです。

今回ご紹介したデータが学校選びの参考になれば幸いです。