甲南大 2013年度一般入試に向けて

2012年12月12日 水曜日

甲南大が受験生・保護者対象に実施をされました「合格対策セミナー」にお邪魔してきました。


教育内容や大学の概況についてです。

関関同立・産近甲龍8大学の中で唯一在籍学生数が1万人を下回っている(9,415名)「中規模・都市型総合大学」である甲南大、学部数は8学部14学科設けられています。

岡本や西宮北口といった関西きっての人気地区にキャンパスがあることもあって、近畿地区でも「立地が良い」と評価が高いのも特徴です。

2011年度版大学ランキングによると、「親身な就職指導(キャリア関係の充実度)」のと調査において全大学中1位となっています。理由としては「文学部・理工系学部・女子学生といった特性に合わせた支援プログラムの実施」「弁護士・公認会計士といった国家資格を目指す学生に向けた、専門職として働くOB・OGとの交流会」「卒業後の進路変更や転職についても支援」がある、というのが挙げられます。

就職関連の話です。今春の就職決定率は96.1%、就職先で最も多い所として、文系だと民間企業では1~10位のほとんどで銀行が占められている一方で2位に兵庫県警察本部が挙がっています。理系は兵庫県教育委員会(教員)が2位になっているとのことで、学校の先生になる方が多いようです。

学校の先生というワードが出ましたので、それに関するお話をもう少しご紹介しますと、小学校教諭免許に関しては親和女子大の通信制を活用したプログラムを利用して取得可能となっているようです。


入試情報です。

河合塾全統模試(9月)によると、甲南大各学部の志望動向は以下の通りです。

文学部103.1%  経済学部104.4%  法学部105.5%  経営学部107.7%
マネジメント創造学部102.5%  理工学部94.8%  知能情報学部106.7%
フロンティアサイエンス学部115.3%

私立大全体の人気指数は「104」なので、それを基準に考えると前年並み程度でしょうか。

甲南大との併願が多い大学は関西学院大と関西大とのことだそうですが、反対に国公立大の併願は少ない様なお話ぶりでした。国公立大を目指してたくさんの科目を勉強した、という学生があまり多いようではないことが、今の「のんびりした校風」と大きく関係しているというような話があったのも印象的です。

一般後期(3月)の文学部日本語日本文学科、経済学部、法学部において高校の評定を点数化(20倍)する方式が採られています。その点もご注意ください。