近畿地区主要私立大 公募推薦・一般の比率④

2012年12月25日 火曜日

近畿地区主要私立大 公募推薦・一般の比率①
近畿地区主要私立大 公募推薦・一般の比率②
近畿地区主要私立大 公募推薦・一般の比率③
に続くエントリーです。

近畿地区主要私立大における公募推薦・一般それぞれの入試でどれだけの定員や入学者がいるのか、についてのデータをご紹介するシリーズです。

2回目となる前々回は2009~2012年度の4年間の、公募推薦や一般だけでなく指定校推薦やAO入試といったものも含めた「入学者比率」を、産近甲龍4大学の公募推薦・一般の状況について見てみました。

前回は関関同立のうち、関西学院大と関西大のデータを見てみましたが、今回はいよいよ同志社大と立命館大のデータを見ていくことにします(画像をクリックすると拡大します)。

立命館大は2011・2012年度の学部別の割合が判明しています。

2009~2012年度で大きく状況が変わっているのが「指定校推薦での入学者の比率の減少」と「一般入試での入学者の比率の増加」です。

指定校推薦での入学者比率は2009年度で15%だったのが、2012年度には10%少しにまで減少しています。その反対に、一般入試での入学者比率は上昇しています。

立命館大ではここ数年で入試制度を徐々に見直しておられます。特に、指定校推薦枠やAO入試枠を減少させて、一般入試の枠を多く確保する、という点に注力されていることは説明会などでもよくお話されておられます。その取り組みがきっちりと入学者の比率に表れているようです。

同志社大の特徴の1つとして、附属校からの内部進学比率が例年20%前後を占めており、関関同立及び産近甲龍の8大学の中でダントツに高い割合となっているという点が挙げられます。

しかし、一般入試での入学者比率が例年60%程度となっており、こと一般入試となると関西大や立命館大とほぼ同水準を確保していることになります。
これまで近畿地区を代表する8つの私立大の入学者比率を見てきましたが、特に関西大・立命館大・同志社大(関西学院大は最新のデータが無いので何とも言いようがありませんが)は一般入試での入学者比率が60%となっており、他の入試形態に比べて圧倒的に多くを占めていることがわかりました。

よって、関関同立を狙っている受験生にとってはこれから始まる一般入試は「最大の入学チャンス」となっていることは間違いありません。

その最大のチャンスを間違いなくモノに出来るよう、しっかりと学習を進めていってほしいと思います。

また、現在高1・2生の皆さんは、やはり関関同立は一般入試まで頑張らないと大きなチャンスは巡ってこない、ということを充分に頭に入れた上で学習計画や併願作戦を考えるようにしましょう。