佛教大 公募制推薦入試を終えて

2013年1月10日 木曜日

佛教大が開催された、一般入試向けの説明会にお邪魔してきました。

先般実施された公募制推薦入試の結果は以下の通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

倍率部分が赤字になっている所は昨年度から倍率が上昇した所となっています。倍率が上昇した学科が7つ、反対に下がった学科が7つ、とちょうど半分ずつになりました。

全体では志願者数が約7%減ったのに対し、合格者数が約6%増やされており、倍率が5倍を切っています。昨年よりかは少しだけ低い倍率になりました。

昨年のことですが、龍谷大で心理系学科が新設されたことによって佛教大では臨床心理学科の人気ダウンを予想され、「龍谷大に逃げられても充分な入学予定者数を確保できるように」とのことで公募推薦で合格者数を多めに出しておいたそうですが、予想に反して多くの手続きを得たこともあって、一般入試で合格者を絞り込む必要が出てしまい、一般入試Aでは昨年から大きく倍率上昇となる12.5倍となってしまった、という経緯がありました。今年はその反省を踏まえ、例年並みの合格者数に戻しているのが特徴です。

今春新設された看護学科についてです。昨年の公募推薦では13.8倍と締めに締めた入試となりましたが、今年の公募制推薦入試では志願者2割減でも合格者数は1割減に留めたものの、結果今年も12倍越えで引き続き厳しい入試となった。

教育学科は2年前に比べて志願者が300名以上(77%)、社会福祉は79.8%と、ともに2年で2割の志願者減となっています。特に教育学科に関しては、近年で同様の学部・学科が増えたことで選択肢が広がったからではないか?と推測しています。

また、中国文が2年前と比べて43.9%と、足かけ2年の志願者の減り幅で言うと最も厳しい学科となっています。「何学科でもいいからとにかく佛教大を」という受験生にとっては穴場となる学科になるかもしれません。