大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果⑤

2013年2月7日 木曜日

大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果①
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果②
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果③
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果④
に続くエントリーです。

去る1月23日(水)に新聞各紙に掲載された、大阪府内の公立中学卒業見込み者を対象にした第2回進路希望調査結果を細かく見ていくシリーズです。

最終回となる今回は、いよいよ普通科全校の倍率動向をご紹介します。学区ごとに、大阪府全体と学区全体の倍率を併置しつつ、倍率の高い順から全校ご紹介してまいります(それぞれの画像をクリックすると拡大します)。

第1学区から順にご紹介します。

第1学区ですが、学区平均は大阪府全体の3.87倍より高い3.93倍となりました。

予想通り、春日丘高が7.80倍と突出した倍率となっており、しかも府内最高倍率となっています。以下、山田高・三島高・北千里高・桜塚高と中堅校が続きます。

第1学区特有の状況ですが、他の学区と異なり「定員割れ」の学校が2校(池田北高・西淀川高)が出ています。学校の数が多い分だけ受験生の選択幅が広がりますので、受験生に支持されるところとそうでないところが出てくる。それが第1学区の特徴でもあります。

第2学区ですが、学区平均は3.76倍と、大阪府平均3.87倍を下回っています。

寝屋川高の7.18倍はこの学区では1校だけ突出しており、以下牧野高・香里丘高・交野高と倍率が並んでいます。今後は、寝屋川高で今回希望をしていた生徒がこの倍率を嫌ってどの程度牧野高や専門学科へ流れるか、が争点となるのではないでしょうか。

第3学区です。学区全体では3.78倍となり、大阪府の平均値を下回っています。

6倍台及び5倍台後半の学校が合計で5校ありますが、その中でも清水谷高の動向が他校に大きく影響を与えると思われます。交通至便の同高ですが、この倍率を嫌って他に流れる可能性が十二分にあります。

その最右翼が八尾高ではないでしょうか。現時点で5倍を切っているのが意外で、今後は清水谷高希望者の上位層が流入してくる可能性が大きいと思われます。

最後に第4学区です。公立高が少ない一方で受験生たちの公立志向が高い学区ということもあって、一番低い倍率となっていえる成美高でも2倍オーバーとなっているなど、各校の倍率が高めに出ているのがこの学区の特徴です。

アクセス的にも有利な所に位置する泉陽高が6.46倍と学区トップの倍率ですが、次に位置する久米田高とは若干の差でしかありません。

大阪府公立高前期選抜の出願は2月13・14日、学力検査は2月20日(水)となっています。今回のこのシリーズが受験生の皆さんの出願先選びの参考になれば幸いです。