日本女子大 豊かな人間性と幅広い教養を備える自立した女性

2013年4月26日 金曜日

2013年3月30日(土)に開催されました、日本女子大のオープンキャンパスに行ってきました。

日本女子大では、以下の3つの観点から学生の才能と未来を引き出すことを念頭に教育を行われています。

「豊かな人間性と幅広い教養を備える自立した女性」
「広い国際的視野と専門的知識を身につけ世界で活躍できる女性」
「自らを磨き続け個性と能力を活かして社会に貢献できる女性」

その中でも特に、自由選択科目は学部を横断的に学べる、体育は必修、卒論は全学科必修、情報教育に注力するなど、「豊かな人間性と幅広い教養~」の言葉通りの広い学びが可能となっているのが印象的です。

この大学には目白Cと西生田Cの2キャンパスに家政学部・文学部・理学部・人間社会学部(これのみ西生田C)の4学部を設置しておられます。以下、4学部それぞれの学科・専攻構成です。

家政学部
児童学科、食物学科 食物学専攻、食物学科 管理栄養士専攻、住居学科 居住環境デザイン専攻、住居学科 建築デザイン専攻、被服学科、家政経済学科

文学部
日本文学科、英文学科、史学科

理学部
数物科学科、物質生物科学科

人間社会学部
現代社会学科、社会福祉学科、教育学科、心理学科、文化学科

上記の学科すべてについて「学生による学科紹介」が行われたのですが、特に人気が高かったのが食物学科の2つの専攻でした。100名程度入る教室は満席の上、立ち見が出るほどでした。上の写真がその様子です。

食物学科 食物学専攻は管理栄養士の資格取得を目指すものではない、という性質上、管理栄養士専攻よりも時間の余裕がある様子ですが、その中で、調理学実習で調理実習が週1回行われるのが特徴です。

また、同専攻における主な進路先(分野)として最も多いのが「企画・営業(37%)」で、次いで「事務・秘書(29%)」「研究(16%)」と続くそうです。

食物学科 管理栄養士専攻では、管理栄養士国家試験合格だけを目指すのではなく、社会に出てからも役立つ人材となるよう育成しているとのことです。

理学部 数物科学科では、3年次に数学情報コースか物理情報コースのどちらかを選択することになっています。それを見据えて2年次からどちらか片方の分野に特化して授業を選択する学生が多い、とのことでした。

他大学に無いと思われる施設として、数学の教育と研究のために国内外の数学関係の単行本・専門誌などが置かれた「数学図書館(目白C内)」が挙げられます。

続いて、日本女子大の入試について簡単にご紹介いたします。

入試は大きく分けて一般入試・センター利用型前期・センター利用型後期の3種類となっていますが、これらに加え、特別入試の扱いとなる「自己推薦入試」が存在します。これによる募集は英文・数物科物質生物科の3学科のみとなっています。自己推薦のため、高校の推薦書は不要ではありますものの、出願資格が設けられています。

2013年度入試結果ですが、2013年度は志願者が前年比106.5%(一般・セ前・セ後合計)と大きく増えたようです。いずれの方式においても倍率が上昇(一般2.6倍⇒2.7倍、センター前期3.2倍⇒3.7倍、センター後期2.0倍⇒2.3倍)しています。

最後に、受験生からよく聞かれる質問の1つに「漢文の扱い」に関してがあるようで、これに関してお話を伺うことが出来ました。

家政学部は出題範囲から漢文は除外されているものの、文・人間社会学部は出題範囲となっています。ただし、大問として独立した形で漢文が出題されることはここ数年無いようなので、安心してください。

日本女子大のオープンキャンパスの様子でした。