京都学園大 ブランドイメージが大きく変わる?

2013年5月23日 木曜日

京都学園大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

京都学園大は2015年4月の開設を目指し、太秦天神川に位置する山之内浄水場跡地に新キャンパス「京都太秦キャンパス」を設置予定とされています。それに伴い、現キャンパスも含めて大きく再編される予定があるようです。

今年高校3年生の皆さんが入学しましたら、2回生を迎える時に新しいキャンパスが誕生し、それに伴って学部・学科等も新しい体制になることになります。

まず、新キャンパスとなる京都太秦キャンパスの予定についてご紹介します。

同キャンパスはコンセプトを「都市・ビジネス・文化・生命(いのち)を中心とした教育の実践」とされ、以下の3学部7学科を設置する予定になっています。

①現代ビジネス学部<2015年(平成27)年度 開設構想中>
経済学科、経営学科、法学科
②人文学部<2015年(平成27)年度 開設構想中>
社会学科、日本文化学科
③健康医療学部<2015年(平成27)年度 開設構想中>
言語聴覚学科、看護学科

驚いたことに、看護学科を新設される予定があるとのことです。

続いて、現在キャンパスがある亀岡についてです。

既存のキャンパスは、今後京都太秦キャンパスが設置されると「京都亀岡キャンパス」と名乗られる予定で、コンセプトを「生命(いのち)・健康・食農を中心とした教育の実践」とされ、以下3学部5学科を設置予定にされています。

①人文学部<2015年(平成27)年度 開設構想中>
心理学科
②バイオ環境学部
バイオサイエンス学科、バイオ環境デザイン学科、食農環境学科<2015年(平成27)年度 開設構想中>
③健康医療学部<2015年(平成27)年度 開設構想中>
健康スポーツ科学科

この再編が実現すれば、京都学園大は4学部12学科、文系理系両方の学部を揃えた大学となります。

今回のこの計画は非常に目立つものなのですが、その他にも京都学園大が着々と進められている「改革」があります。それは「入試科目数の増加による受験生の質の向上」です。

一例をご紹介します。すでに2013年度の公募推薦入試より試験科目が以下の通りとなっており、受験生の負担が増えています。

A日程
文系学部:英or国or数の2教科2科目選択から、英+国の2教科必須へ
バイオ  :英or理(物・化・生)or数の2教科2科目選択から、英+国or数の2教科2科目へ

B日程
文系学部:英or国or数の2教科2科目選択から、英+国の2教科必須へ
バイオ  :英or理(物・化・生)or数の2教科2科目選択から、英+国or数+理(物・化・生)の3教科3科目へ

公募推薦入試は一足先に入試科目数を増やされていますが、上記に加え、2014年度入試からは一般入試A日程の科目・判定方法を変更されることが発表になりました。

旧 2教科2科目選択(3教科3科目受験し、高得点2教科2科目での判定も可)
新 3教科受験してその3教科で判定する「スタンダード型」
   受験した3教科のうち最も高得点の科目の得点を2倍にし400点満点で判定する「高得点科目重視3科目型」

2013年度の公募推薦、2014年度の一般入試A日程と、徐々にではあるものの着実に「とりあえず2教科を受験してくれれば」という姿勢から脱却しています。これは、確実に受験生の質の維持に向いています。

新キャンパス誕生、新しい学部・学科の誕生も含めた学部構成の再編、受験生の質の向上・維持と、いろいろな要素が絡み合って、京都学園大のブランドイメージが短期間で大きく変わる可能性が出てきました。