関西大 併設中高合同説明会を開催

2013年6月18日 火曜日

昨日はこちらのエントリー「4大学附属校が全校集結! 関西4私大(関関同立)中学フェア」で、関関同立附属校が集結する一大イベントについてご紹介をしました。

それとはまた別に、関西大学系列では、来る7月5日(金)に系列の3中高が一堂に集まって合同説明会を実施されます。関西大学の併設校である関西大学第一中高・関西大学北陽中高・関西大学中高の教育方針や入試概要が一度にわかるという、大変貴重なチャンスです。詳しくは次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

関西大学併設中学校・高等学校 合同説明会

日時:2013年7月5日(金)18:00~20:00 【開場17:30~】
場所:ハービスOSAKA 地下2階 ハービスHALL(JR大阪駅(桜橋口)から徒歩7分)
定員:中学校説明会300名、高等学校説明会300名
申込締切:2013年6月26日(水)
※ただし、定員になり次第、申し込みを締め切られます

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

関西大学併設中学校・高等学校が全校集まる説明会です。夕方18:00からの説明会ですので、お仕事帰りの保護者の方でも参加しやすいと思います(金曜日というのが少々気になりますが・・・)。

当日ですが、各校の説明の他にも制服展示や資料配布も行うそうです。

ぜひご参加下さい。

4大学附属校が全校集結! 関西4私大(関関同立)中学フェア

2013年6月17日 月曜日

こちらのエントリー「2013年度中学入試 結果分析③ ~大学附属校の人気動向~」では、関関同立附属校の受験者動向について詳しくご紹介をしました。

他の勢いがある学校に受験生が流れ、一時の人気ぶりから考えるとかなり沈静化してしまった感がある関関同立附属校ですが、その状況を打開すべく4大学の附属校が集結し、受験生の獲得に向けてイベントを行われます。

以下、日時・場所等の詳細になります。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

関西4私大(関関同立)中学フェア

日時:7月14日(日)10:00~16:30
場所:AP大阪駅前 APホール
参加校:
関西学院・関西学院千里国際
関西大学第一・関西大学中等部・関西大学北陽
立命館・立命館宇治・立命館守山
同志社女子・同志社香里・同志社国際・同志社

※申し込みは不要

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

関関同立がスクラムを組み、受験生・その保護者に「大学附属校の魅力」を訴えかけるというイベントです。

他の私立中からしますと、かなりの脅威となるイベントなのではないでしょうか。そして同時に、このイベントの動員状況で関関同立、ひいては大学附属校に対する受験生・保護者からの評価というものもはっきりすることでしょう。

2014年度入試に向けて最も注目すべきイベントになる、そんな予感がします。お見逃しの無いように!

2013年度中学入試 結果分析③ ~大学附属校の人気動向~

2013年6月15日 土曜日

6月中の毎週土曜日に更新をする5回シリーズとして今春の中学入試結果についてお送りをしています。これまでは・・・

2013年度中学入試 結果分析① ~府県別受験率~
2013年度中学入試 結果分析② ~午後入試の台頭~

の2つのエントリーで、近畿2府4県の中学受験率、近年実施校が増えている「午後入試」について検証しました。

今回のエントリーでは、毎年多くの受験生が志望校として選ぶ「大学附属校」、その中でも特に関関同立附属校の人気動向について検証してみます。

今回取り上げますのは、関関同立それぞれの学校法人が直接設置している学校、もしくは「特定のコースの生徒だけでなく、在籍生のほとんど全員が提携の大学に進学する」といった「関関同立附属校に限りなく近い存在の学校」のみを取り上げて比較しています。

また、比較対象としているのは「統一解禁日 受験者数」としています。例えば同志社系列は各校とも1回しか入試が無いのに対し、関西大学北陽中や関西大学中、立命館中といった所は複数回の入試を実施しています。すべての入試回の受験者数を計上してしまうと純粋な比較になり得ません。よって、今回取り上げる全校が入試を実施している「統一解禁日」のみにスポットを当てました。

まずは、関西大学の附属校3校についての過去5年間の受験者数の推移です。

今春入試では附属3校合計の受験者数が昨年より微増となりました。昨年は大きく減らしたことを考えると、まだまだ全盛期の受験者数にまでは戻っていませんけれども、まずまず良い傾向にあるのではないでしょうか。5年前の2009年度と比較しても約5%の受験者数増加となっており、この後ご紹介する他3大学附属と比較すると圧倒的に良好な受験者動向になっています。

続いては関西学院大学系列3校の動向です。

昨年は関西学院中の共学化初年度で、難化を恐れた受験生が男子・女子とも敬遠をしてしまい、大きな受験者数の減となりました。今年はその反動で受験者数を大きく増やし、附属3校で約12%の受験者数増加につながっています。ただ、この5年間の動向は芳しくなく、5年前から約2割の受験者数減少となっています。

同志社大学系列はいかがでしょうか。

今春入試では昨年度とほとんど同じ受験者数を維持することに成功しています。同志社女子中が大きく受験者数を伸ばしています一方で、特に同志社国際中が30名もの受験者数減となっており、明暗が分かれています。

立命館大学附属3校の動向は大変厳しいものとなっています。

今年度は約12%の受験者数の減、3校すべてで減らしてしまっています。ここ数年は受験生の増減が少なく、「踏ん張っていた」と言える立命館宇治中と立命館守山中ですが、残念ながらとうとう今年度は息が切れてしまっています。長期的に見ますと今回ご紹介している4大学附属の中で最も厳くなっており、5年前の2/3にまで受験者数が減ってしまっています。

上のグラフは4大学附属校の受験者数合計がこの5年間でどのように推移してきたか、を示すものです。

5年前は約3,400名もの受験者数を集めていましたが、今年は2,800名となり、一時に比べて500名もの受験者数が減ってしまっており、率にして16%の減少となっています。

「小6生人口の減少や中学受験率の低下との関係性は?」という疑問もありますので、次のような表を作って検証してみました。

上の表では、統一解禁日午前の総受験者数の何%が(上でご紹介した)関関同立直系附属校とその他全校を受験したのか、を調べたものになります。

2009⇒2010で約300名の受験者数の減少となっていますが、この大半は同志社中・立命館中2校の「併設小 内部進学~」によるものですが、2012年度に関しては特段の理由が無く受験者数が減り、今春はその受験者数を維持した、という流れになっています。

2009年度は18%ちょっとのシェアを占めていた関関同立附属校13校ですが、その率が下がったまま戻ってきていません。

では、どういった学校が関関同立附属校から受験者数を奪っているのでしょうか?それに関しては、次週土曜日のエントリーでご紹介します。

そして、関関同立附属校もこの状況を良しとしておらず、次年度入試に向けて「大きな動き」を見せることがわかっています。こちらについては、来週のエントリーでご紹介出来る予定です。

同志社系列校 合同学校説明会 2013年も開催

2013年6月14日 金曜日

昨年はこちらのエントリー「同志社系列校 合同学校説明会 今年は2回開催」でご紹介をしました、同志社全体の合同学校説明会が今年も開催されることになりました。

同志社の目指すもの、教育理念、教育方針がわかると同時に、併設校それぞれの特徴がしっかりと理解できる大変ありがたい会となっています。

詳しくは次の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

同志社 合同学校説明会

日時・場所:
2013年6月23日(日)12:00~16:30 AP大阪駅前梅田1丁目
2013年8月4日(日)10:00~15:00 同志社大学 室町キャンパス寒梅館
参加校・園:
同志社大学、同志社女子大学、同志社中学校・高等学校、同志社香里中学校・高等学校
同志社女子中学校・高等学校、同志社国際中学校・高等学校、同志社小学校
同志社国際学院 初等部・国際部、同志社幼稚園

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

学校法人同志社のHPには、今回のこのイベントについて以下のような記載があります(以下転載)。

同志社は、知・徳・体を兼ね備えた人物を育成すべく、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を教育理念に掲げ、各学校・園がそれぞれ特色を活かした全人格教育を展開しています。同志社は、推薦入学制度をベースに一貫教育を行っており、大多数の者が、幼稚園から小学校、小学校から中学校、高校から大学というように上級の学校へ進学しています。そこで、同志社が、幼稚園から大学までの教育を通して、どのような人物を育成したいと考えているのか、各学校・園ではどのような教育が行われているのかについてご理解いただきたいとの思いから、同志社の学校が合同で学校説明会を開催します。当日は個別相談も行いますので、ぜひご来場ください。

特徴
同志社、そして各校の教育理念、教育方針がわかります。
中・高校、大学における取り組みをまとめて聞けるので、先を見据えて進路を考えることができます。
中学校や高校受験を考えている方は、同志社の4つの中学校・高校の説明をまとめて聞くことができます。
京都会場(8月4日)では、同時に開催している大学や女子大学のオープンキャンパスも見学できます。
個別相談を行っているので、説明を聞いての疑問点や不安など、その場で相談できます。

同じHPには、昨年度開催の様子もアップされています。こちらからご確認頂けますので、参加前にご一読頂くことをオススメします。

なお、3月には系列中高4校の合同説明会がすでに西宮で開催されています。開成教育グループ 入試対策課が参加をし、当日の様子をこちらのエントリー「同志社系列4中高合同説明会 当日の様子」でご紹介をしております。こちらも合わせてご覧ください。

真価が問われる! 大阪私立女子中学校フェア2013

2013年6月13日 木曜日

こちらのエントリー「名称を変えて開催 大阪私立女子中学校フェスタ」でご紹介をした「大阪私立女子中学校フェスタ」ですが、こちらのエントリー「大・大・大盛況! 大阪私立女子中学フェスタ」でご報告差し上げました通り、例年よりも大幅な来場者数増となっています。

そのイベントに続く第二弾として、来る6月16日(日)には「大阪私立女子中学校フェア2013」が開催されます。詳細は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

大阪私立女子中学校フェア2013

日時:2013年6月16日(日)11:00~16:00
場所:御堂会館
内容:生徒たちによるパフォーマンス、各学校の個別相談

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

前回は各学校の個別相談コーナーと各校の制服を紹介する「女子中コレクション」が主な内容となっていましたが、今回の目玉は「生徒たちによるパフォーマンス」です。新体操、英語、聖歌隊などなど各校が最も得意とするジャンルで10分ずつ発表が行われるというものです。

発表順や各校の発表内容については現時点で記載がありませんので、会の当日のプログラムでご確認ください。

前回「大阪私立女子中学校フェスタ」での爆発的な動員増がホンモノなのかどうか真価が問われる、大注目のイベントとなりそうです。女子中、あるいは中学入試全体の「復活」を思わせるような動員者数の増加になることを願ってやみません。

京都産業大 オープンキャンパスを開催

2013年6月12日 水曜日

京都産業大では、去る3月末の実施に続き、6月15日(土)にオープンキャンパスを開催されます。以下、詳細です(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

京都産業大 オープンキャンパス

日時:2013年6月15日(土)13:00~17:00
内容:大学紹介&入試説明、受験英語講座、学部別イベント

※イベント内容は変更する可能性があります。詳細は当日配布するプログラムをご覧ください。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

京都産業大のこの春の受験生向けイベントのご実施状況が例年と少し変わっています。

毎年6月に近畿地区でも開催をされていた「スタートダッシュ!受験セミナー」ですが、この記事執筆時点では岡山と高松での開催のみが告知されているに止まっています。昨年も前年と比べて実施会場を大きく減らしていましたので、2年続けて「整理」されてきており、とうとう今年は近畿地区での開催が無くなることになります。

その分、京都産業大に通える範囲にいる近畿地区の高校生に関してはこちら6月のオープンキャンパスに来てもらおう、ということなのでしょう。

特に「受験英語講座」が見逃せないイベントとなると思います。オープンキャンパスに行かれる方は必ず参加するよう、心に留めておいてください。

私立中高進学相談会 2013年も川西で開催

2013年6月11日 火曜日

昨年、こちらのエントリー「私立中高進学相談会 今年も川西で開催」でご紹介をしました、川西駅前に有力私立中高が多数集まって開催される合同説明会ですが、今年2013年も開催されることになっています。

日時や参加校に関しては以下の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私立中学校・高等学校 進学相談会

日時:2013年6月14日(金)11~15時
場所:アステ川西6F アステホール(阪急・能勢電鉄 川西能勢口駅)
内容:
①各学校ごとの個別相談コーナー
ブース形式で、入試担当者に直接相談できます。学校の特色、教育方針、入試の傾向と対策、合格の可能性など、気になることを何でも聞いてみましょう。
②総合相談コーナー
専門家による入試や進学全般の相談に対応しています。志望校の絞り方、学習方法などわからないことは、まずここで相談してみましょう。
③パンフレットコーナー
少しでも気になる学校があるなら、まずパンフレットでチェック。ご自由にお取り下さい(新年度版が作製中のため、昨年度版の学校もあります)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

昨年と比較しますと、川西地域からは比較的「遠方」と捉えられるような学校を中心として、昨年よりも参加校が減っているようです。

各コーナーについて、簡単にご説明いたします。

「①各学校ごとの個別相談コーナー」では、各校個々にお話をお伺い出来る場所になります。

「③パンフレットコーナー」では、今回参加している学校のパンフレットを始めとした各種資料を展示・持ち帰り可能とされています。まだすべての学校で、というわけではないのですが、新しいパンフレットが出来上がった学校もぼちぼち出てき始めています。その意味では、今回のこのイベントで新しいパンフレットをまずは集めてみる、ということもいいでしょう。

各校の相談コーナーだけでなく、勉強方法や受験校選びなどありとあらゆる相談を受け付けてくれる「②総合相談コーナー」も設置されていますので、そちらにまずは座って学校選びのポイントを聞いてから各校を回る、というのもいいかもしれませんね。

昨年に引き続きまして、今回この「②総合相談コーナー」はこちら開成教育グループ 入試対策課が担当させていただくことになっています。当日はよろしくお願いします。

西京高等学校附属中 6年間を貫くエンタープライズシップ

2013年6月10日 月曜日

西京高等学校附属中の保護者対象説明会にお邪魔してきました。

2004年に開校したばかりの西京高等学校附属中では、6年一貫教育でもって、進取・敢為(あえて困難に挑戦する)・独創性にあふれた人材の育成を目指す教育を実践されてます。「進取の気性に富んだ」という意味の「enterprising」を6年一貫教育の基本理念とし、大学を経てさらにはやがて未来社会のリーダーとなる有為の人材の育成を目指す。

具体的な中身についていくつかご紹介します。

まずは授業時間数や教科の中身について。7限目の授業については、中1のうちは年に数回、中2は週1回、中3になると週2回と徐々に慣らしていき、高校になると毎日7限授業になっています。また、中学の間は「エンタープライジングA・B」という教科があり、Aはリーダーの資質を養うような内容とされている「総合的な学習」、Bが中1では数学・中2は国数・中3は英国数それぞれに関してより発展的な学習を行う「独自の選択教科」とされているのも特徴です。

土曜日の活用については、中学は年数回講演会などがある程度のようです。

気になる中学のクラブ加入率は、運動系57%・文化系36%・合計85%と発表されました。ただし、設備の都合上、これ以上クラブを増やすことは不可能らしいので、入学を希望される方は現行のクラブを確認しておく必要があります。

高校になると、先にご紹介をした「毎日が7限授業」に加え、「年間10回の模試」「7時半~19時半まで自習室を開放」「チューター(卒業生)を毎日2名配置」といった学習や設備での特徴が出てきます。

大学合格実績についてです。今年は、高校エンタープライジング科8期生が卒業を迎えられた年です。現役の国公立大合格者数154名(昨年142名)、うち難関国公立大65名(昨年48名)となり、特に難関国公立大の合格者数はここ3年で最高の結果となったそうです。また、京都大合格者25名中浪人生が10名となるなど、浪人生も健闘されています。浪人生だけで見ると国公立大43名、うち難関国公立大43名というデータもご紹介いただきました。

入試についてです。

入試日は例年、私立中学入試の統一解禁日に入試を実施しています。

試験内容は「小学校6年間で習った内容を身につけておいてくれれば」ということですが、実際にはそれだけでは対応は出来ないとは思います。

学校側が提示された目安としては「全国学力テスト」を挙げ、確実に解ける力をつけて欲しい、と言われていました。また、京都市の全小学校で行っている「ジョイントプログラム」(共通テストのようなもの)の基礎・基本部分は解けるようにしてほしい、との言葉もありました。特に、入学生のジョイントプログラムの成績は極めて高い、と言われていたのも見逃せません。

適性検査についてはいろいろな噂や憶測があるようで、それらについての説明が細かくされていました。まとめますと・・・

①部活やスポーツによる推薦制度はない
②オール3でしか合格出来ないという訳ではない(オール3はもちろん多い様子だが)
③女子の在籍者が多いが「女子が有利」ではなく、女子の受験者が多いからこうなっているだけ
④小学校ごとに合格者の枠を決めているわけではない

適性検査(試験)内容は以下の通りとなっています。簡単におさらいしておきます。

作文・製作Ⅰ:自ら考えたことを文章で表現する力をみる
作文・製作Ⅱ:論理的に思考・表現する力及び論理的に処理する力をみる
作文・製作Ⅲ:自然や社会の事象を科学的に思考する力をみる
面接:グループ・10分・志望動機やコミュニケーション力をみる

適性検査について詳しい情報が少ないのですが、今回は各分野の合格者平均得点率が判明しています。

(さらに…)

2013年度中学入試 結果分析② ~午後入試の台頭~

2013年6月8日 土曜日

6月中の毎週土曜日に更新をする5回シリーズとして今春の中学入試結果についてお送りをしています。

前回「2013年度中学入試 結果分析① ~府県別受験率~」では、近畿2府4県の中学受験率について検証したのに続き、今回は近年実施校が増えている「午後入試」について検証してみたく思います。

今春2013年度入試における府県・男女共学別の午後入試実施校数を、過年度の状況と合わせて以下にご紹介します(画像をクリックすると拡大します)。

2年前である2011年度は近畿地区では21校の導入に留まっていた午後入試ですが、今年2013年度入試では42校となり、2年前の倍の学校数となっています。

上の画像は過去4年でどのような学校が午後入試を実施していたか、を一覧にしたものです。赤字で記している学校が、当該年度から午後入試に新参入したことを示しています(画像をクリックすると拡大します)。

3年前は空白が目立つほどの実施校の少なさですが、今年度に関しては欄いっぱいに学校名が並ぶほど実施校数が増えています。今年度より午後入試を、特に初日午後入試を開始した学校が多い中、極めて高い関心が寄せられた明星中と大谷中の入試結果について以下ご紹介します。

明星中では2012年度より「特進・英数のコース制を導入、2次は上位コースの特進のみ募集」という変更をされ、それに続き2013年度はこちらも特進のみ募集となる初日午後入試を導入されています。その初日午後入試であるA午後入試では「受験者数540名・合格者数298名 倍率1.8倍」という高い倍率の入試となりました。

A午後入試を除く既存回では、初日午前で受験者増となっていますが、B日程は日程の移動もあって受験者数が大きく減少し、合格者数も合わせて大きく絞られています。以下、結果です。

A入試
受験者数 昨年225名 ⇒ 今年251名 +26名
合格者数 昨年193名 ⇒ 今年198名 +5名

B入試
受験者数 昨年482名 ⇒ 今年133名 -349名
合格者数 昨年377名 ⇒ 今年55名 -322名

続いては大谷中の結果です。

大谷中では、今春より初日午後に医進のみ募集となる1次Bを新設されていますが、入試結果は以下の通りとなりました。

1次B 受験者数250名・合格者数129名 倍率1.9倍

どうやら、初日午前受験校としては四天王寺中が最も多かったようです。

また、同じ初日午後入試に参戦した明星中との大きな違いとして、大谷中では既存の入試回すべてで受験者数が増加しているという点が挙げられます。以下、入試日程別の昨年度⇒今年度の受験者数の推移です。

1次A 217名 ⇒ 290名 +73名
2次A 278名 ⇒ 280名 + 2名
2次B  98名 ⇒ 105名 + 7名

上の表は、初日午前・午後の両方で入試を実施している学校のうちで代表的な5校について、入試状況をご紹介しています。

ご覧の通り、初日午前の倍率は手ごろ感があるものの、午後になると倍率がとんでもなく跳ね上がっていることがお分かりいただけると思います。午後入試自体は「受験のチャンス」として活用すべきなのでしょうけども、初日午前と比べた時に合格率が大きくダウンしますから、その点を考えて受験先を選ぶ必要が出てくることもお知りおき頂きたいところです。

東京私立男子中学校フェア2013 今年は芝中で開催

2013年6月7日 金曜日

東京都内の私立男子中学校のうち18校が参加する合同相談会「東京私立男子中学校フェア2013」が、2013年6月9日(日)に開催されます。以下、詳細です。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
東京私立男子中学校フェア2013

日時:2013年6月9日(日)9:30~16:00
場所:芝中学校
内容:
個別相談、ミニ説明会、パネルディスカッション&講演会、保護者・OBによる学校紹介
体験授業(予約制)、制服展示、パンフレットコーナー など
参加校:
麻布中、足立学園中、暁星中、京華中、攻玉社中、佼成学園中、芝中、芝浦工業大学中
聖学院中、成城中、世田谷学園中、高輪中、東京都市大学付属中、獨協中、日本学園中
日本大学豊山中、本郷中、明治大学付属中野中、明法中
学習院中(資料参加)、武蔵中(資料参加)

※作成には万全を期していますが、詳細については公式HP(こちら)等でご確認下さい

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

いろいろと調べてみますと、運営面において昨年から変更されている所が多々あるようです。

昨年からの変更点
①開催場所 東京都新宿区の新宿駅西口広場イベントコーナー ⇒ 芝中
②参加校数 都内私立男子中学校のうち20校 ⇒ 19校

①については、長きに渡って新宿駅で開催されていましたところ、今年は学校で開催されるということになっています。

また、②の参加校数についてですが、残念ながらこちらは過去を辿りますと以下のように年々参加校数が減っているようです。

2009年 22校

2011年 21校
2012年 20校
2013年 19校

とはいえ、男子校が持つ魅力やその詳しい教育について紹介いただき、これから私立中学受験を考えている男子小学生・その保護者と男子中との「出会いの場」としては最適な機会です。

神奈川県の私立男子中のパンフレットも配布されるようですから、東京都内だけでなく広く学校を知る機会にもなります。