畿央大 今や近畿地区私大で17番目の志願者数

2013年7月24日 水曜日

畿央大の高校・予備校対象説明会に行って参りました。

なお、畿央大についてはこの春に開催されたオープンキャンパスにも参加していろいろと情報を得ています。その様子についてはこちら「畿央大 来春は大幅に定員が増える予定」でご紹介していますので、そちらも合わせてご一読下さい。そちらでは現代教育学科のコース変更予定について詳しくご紹介しています。

今回の説明会で新たに分かった情報としては、「健康栄養学科にコース制導入する」ということです。

健康栄養学科では、2回生から3つのコースに分割することを2014年4月より開始されます。ただし、3つのコースのどこでも管理栄養士国家試験受験資格は得られるので、「ゆるやかなコース分け」といった感じになります。

各コースの特長を簡単にご紹介します。

臨床栄養コース 理学療法学科や看護医療学科とともにチーム医療を中心に学ぶ
スポーツ栄養コース 運動と栄養の両面からアスリートや健康づくり運動をしている人の食事・栄養指導を学ぶ
食品開発コース 食品の品質分析や食品開発などの専門知識を身につけ、企画力を育てる

畿央大が近年高い評価を得ている理由の一つが、就職率の高さや各種資格試験の合格率の高さにあるのは言うまでもありません。各種資格・国家試験合格率・就職状況についてご紹介をします。

各種資格など最新の合格率は次の通りとなっています。過去からの推移と合わせてご覧ください。

 

合格率

全国平均

理学

療法士

12年度 100%

11年度 95.5%

10年度 89.2%

09年度 98.7%

12年度 94.0%

11年度 87.8%

10年度 78.5%

09年度 95.4%

管理

栄養士

12年度 90.6%

11年度 100%

10年度 86.7%

09年度 92.3%

12年度 82.7%

11年度 91.6%

10年度 82.1%

09年度 78.7%

 

合格率

全国平均

看護師

12年度 98.9%

11年度 100%

12年度 94.1%

11年度 95.1%

小学校

教諭

12年度 46.8%

11年度 61.9%

10年度 60.0%

幼稚園

保育士

12年度 81.8%

11年度 100%

10年度 90.0%

就職率についてです。2013年3月卒業生の就職決定率は99.3%・就職率97.9%、2012年3月卒業生のデータでは就職決定率96.6%・就職率91.2%でしたので、高水準を維持していると言えます。

畿央大では「100%の進路保障を目指す」という目標で活動されており、今回はこの場での詳しい数値等のご紹介は控えますが、意気込みを示す「証拠」として、就職未決定者全員の理由まで把握していることを公表されていました。

2013年度入試結果についてです。

2012年度入試では全学科の中で看護医療のみ志願者数を減らした(94.9%)のですが、今春は全学科で志願者数が増加しました。結果大学全体で約2,000名・21.5%の志願者増となり、倍率も7.7倍から9.1倍へ高騰しています。志願者総数は5年連続で増加中で、しかも近畿地区で17番目(昨年は18番目)に位置する多さとなっていることからもわかるように、受験生・保護者そして高校の先生方の評価が近年非常に高いものとなっています。

ただし、実志願者数は理学療法と健康栄養でダウンしています。

最も志願者が増えたのは、昨年の倍率低下に加えて1期生が看護師国家試験100%という実績を出した看護医療学科で、昨年比138.8%、倍率も6.5倍⇒9.7倍となっています。

入試方式別に大まかな志願動向を見てみましょう。

公募推薦では志願者数はほぼ昨年並みであるものの、健康栄養と現代教育で志願者数ダウンとなっています。

一般入試ではすべての学科で志願者が前年を上回っています。看護医療の合格者数が昨年2012年度入試から30名ほど減らされているのですが、これは公募推薦合格者の手続き率が高く、定員に余裕が無くなってしまったがための措置であるとの説明を頂きました。

センター利用型も約300名の志願者増となっています。センター試験実施日前に出願締切を設定しているので、志願者数の動向に関しては平均点ダウンの影響はないと考えていいでしょう。

2014年度入試に向けてですが、以下のように定員が大幅に増加する予定となっています。ただし、看護医療学科は設置後間もないため今回の増員の対象外となっています。

理学療法学科 60名⇒70名  健康栄養学科 70名⇒90名
人間環境デザイン学科 45名⇒50名  現代教育学科 145名⇒195名