帝塚山大 新学科「文化創造学科」を新設

2013年8月5日 月曜日

帝塚山大の高校・予備校対象の説明会にお邪魔してきました。

大学概要です。

同大は1964年開学、来年で50周年を迎えられることもあり、これを機に以下3点を打ち出されています。

①50年の歴史に学び、次の50年に活かす
②奈良にある大学としてのアイデンティティ
③奈良で学ぶことの意義と意味の再認識

タイトルにもあります通り、2014年4月に文学部(現 人文学部、2014年より名称変更予定)内に新学科「文化創造学科」を立ち上げられる予定になっているようです。同学科の教育の特長は以下4点です。

①自分の目で見る・体験する「現場主義」
②プロジェクト型学習と体験学習
③奈良全体を学びのフィールドとする「奈良まるごとキャンパス」
④町屋を学習拠点にフィールドワーク

特に③「奈良まるごとキャンパス」は、奈良県内ならばどこでも学びの場(つまりキャンパス)であると考え、奈良の著名なお寺や神社、伝統工芸、研究機関などで学び、奈良にゆかりのある団体や企業にはサポーターとして協賛してもらうという、大変面白い考えです。

同学科内には以下4つのコースが設置される予定となっています。詳しくは大学HP等でご確認下さい。

①アートプロデュースコース
②メディアプロデュースコース
③地域プロデュースコース
④アジア未来プロデュースコース

2013年度入試結果です。

公募推薦入試では、志願者数1,344名(昨年1,742名、前年比77.2%)、合格者数は711名(昨年873名、前年比81.4%)と、志願者数そのものに関して一言で言うと「不調」です。ただし、「進学先決定が早期化していると思われる」と分析されていたので、恐らくは合格者の手続き率が高かったものと思われます。

一般入試はといいますと、志願者数は2,634名(昨年2,605名、前年比101.1%)に対し、合格者数は1,431名(昨年1,407名、前年比101.7%)となり、昨年並みを維持されています。

AO入試では志願者数は71名(昨年136名、前年比52.2%)に対し合格者数69名(昨年128名、前年比53.9%)と、約半減となった。この結果を受け、次年度はAO入試において入学金減免制度を導入されることになっています。

2014年度入試では、上記のAO入試での入学金減免も含め、主な変更点は次の通りとなっています。

①AO入試において、一部試験日程名称を変更
②AO入試前期A・B(8月中にAO事前面談を実施する回)の入学者は、入学金が半額(15万円)に減免となる制度を新導入
③ネット出願導入を検討中

新学科「文化創造学科」の紹介を含む、帝塚山大の様子でした。