清風南海中高 2013年度入試結果の詳細

2013年10月9日 水曜日

清風南海中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学校の2013年度入試結果です。

10年近く2回の入試合計で1000名規模の志願者数を集めているものの、B日程の志願者数が719名⇒627名⇒今年度663名と減少傾向にあります。一方で入学者数273名中109名と、女子の入学者数が100名を初めて超え、関係者は喜ばれておられます。

A日程では特進の合格ラインが前年度より10点程度上がっており、特進は難易度が底上げ傾向にあります。

3科4科の比較についてです。A日程では理科が易しくて社会が難しかったため、3科判定者が多くなったようです。特にS特進でその傾向が顕著だったようです。逆に3科が得意な生徒が集まるB日程では社会が易しく理科が難しかったので、4科判定者が多くなっています。

理社の平均点の上下で3科4科の損得がすぐ入れ替わるので、やはり4科万遍なく学習するべきです。

昔は大阪南部からの出願が大半だったが、堺市と大阪市が拮抗、岸和田市と和泉市で増加、特にB日程で私立小学校出身者の受験が増加、兵庫県や北摂地域が徐々に増えているなど、出願地域に変化があります。

高校の2013年度入試結果についてです。

併願受験者数が今年441名、昨年302名←一昨年222名なので、ここ数年100名規模で増えています。併願での入学者数は35名で、戻り率11%。そのうち併願から専願に切り替えた(公立前期終了時点で切り替えた)者が10名いるようです。

特に北摂や北河内の地域で受験者が増えているようです。

清風南海(併願)の合格基準点は320点、併願合格者の平均点は354点。併願者の大半が天王寺高と三国丘高の2校との併願のようですが、かつてはそれ以外との併願も多かったものの、現在は減っており、前述の2校に固まっているようです。

今年は文理学科の入試が易しかったこともあり、内申が公立合格の決め手となった入試でした。女子は内申をきっちり取れるので、女子の戻りが少なく、入学者86名中60名が男子と、男子入学者数が多くなっています。

2014年度入試情報です。

中学入試ですが、当ブログでは過日にこちらのエントリー「清風南海中 2014年度入試では大規模な改革を断行」でご紹介をしていますので、そちらも合わせてご一読下さい。

初日午前入試から退場し、初日午後に2つの入試「A入試」「SS入試」を置かれます。B入試は従来通り実施されます。

SS入試は16時半集合・17時開始、18時55分終了で、算理2科。AとSSの算理は同問題となります。共に午後入試であるAとSSですが、Aは試験開始5分前までの遅刻を認め、SSは17時50分から開始という遅刻者対応をされることになっています(要連絡)。17時50分に間に合わない場合は、事前連絡の上でB入試に受験料振替を認めて下さるそうです。

ただし、願書提出後の受験日程の変更は不可。AとSSの併願は不可で、両方に出願しておいて当日決めるという手も不可です。

AなりSSなりでS特進に合格している生徒は、B入試の受験が不可(特進合格者の再チャレンジは可)となりますので、そちらもご注意ください。

この新しい午後入試の形となり、合否予想が大変困難となりますが、実際はA入試のラインを見てSSのラインを引かれるものと予想します。当然SSの方がラインが高くなるでしょう。また、この午後入試化でB入試の受験者数は減るだろうと予想しています。ただ、「もう少し(250名程度)入学者を出したい」とのお話がありましたので、AとSSで少し多めに合格者数が出るかもしれません。その分B入試では合格者数が例年より少なくなる可能性があります。

プレテストを新たに開始されます。4000円の受験料が必要で、申込は学校の窓口でのみ受付です。

高校入試ですが、5科で受験⇒5科or4科の高い方で判定、というシステムです。なお、2014年度入試では1.5次は実施されないご予定だそうです。

この説明会では、中学・高校ともに「各教科の出題傾向・次年度の予定」を発表頂きましたので、ご紹介を致します。

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