近畿大学泉州高 3科入試から5科入試へ変更

2013年11月5日 火曜日

近畿大学泉州高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

当ブログでは初めてご紹介する学校です。

教育内容を簡単にご紹介します。

同校は近畿大と提携をして5年ほどがたちます。コースは次の3つからなります。

英数特進(60名)
週38時間以上の授業と豊富な学習量を確保し、国公立大・難関私立大・近畿大(医・薬)への現役合格を目指す。代ゼミと進研の模試を1年次から定期的に受け、模試前には「模試対策授業」を、試験後は「解説授業」を実施。2年次に文理分けをし、2年次で高校課程の基礎内容をほぼ完了し、本格的な受験対策に取り組んでいく。

進学Ⅰ類(120名)
目の行き届いたきめ細かい指導で、中学での積み残しを洗い出して基礎学力の再構築を図る。目標は近畿大や有名私大の現役合格。土曜は4限、平日は7限授業。2年次から文理分け。

進学Ⅱ類(60名)
近畿大及び私立大文系学部を目指す生徒と、強化クラブである野球部・バレー部の生徒が多く所属するコース。特に国語と英語では基礎力の強化を図る。平日7限+土曜授業実施。

近畿大への内部進学において、高3の春及び夏のベネッセ模試が大変重要な指標となることから、直前期は1日8限の授業を実施するなど、学校全体で力を入れておられるそうです。

大学合格実績についてです。

近畿大と連携・提携関係にあることから、近畿大への進学実績が気になるところです。今春は進学者45名中43名が内部推薦での進学となっています。英数特進の約半分が近畿大への進学しているようです。ちなみに、今春の進学者45名中6名が特待生として入学したそうです。

内部進学に関してはどのコースであっても権利はあるそうです。

2013年度入試結果を簡単にご紹介します。

受験者数は810名で、近年1000名を超えていたところを大きく下げています。入学者数は159名となりました。

進学・学力伸長面に注力し出して以降、「少し窮屈な学校かな」という評判が近隣で増えているようで、あまり勉強面で締め付けがある学校を好まない受験生が敬遠をし、受験者数の減につながっているものと思われます。

2014年度入試に向けてです。

専願のみ実施していた面接を次年度より廃止されます。また、タイトルにもあります通り、これまでの3科入試から5科入試へと変更されます。これは全コース対象です。

提携関係にある近畿大では「公務員試験分野において関関同立に負けない実績を出したい」というお考えがあるようで、2014年度入学生が近畿大へ内部進学する年から基準が大きく変わることが予定されており、附属校からの内部進学者に対して幅広い科目の学習をしておいてもらいたい、とのことからこの措置がとられた様子です。