関西大 2014年度一般入試に向けて

2013年12月4日 水曜日

こちらのエントリー「関西大 全国で入試説明会を開催」でご紹介をしました、関西大が各地で開催された説明会にお邪魔をしてきました。

2014年度入試に向けたポイントとしては、2/2学部個別日程の理工系学部で「理科設問選択方式(2科目型)」が新設される点が挙げられます。次のような特徴があります。

①従来から同日程で実施されている「理科1科目選択方式」に加えて新設するが、併願は不可
②学科が指定した2科目でそれぞれ大問が3問ずつ用意されており、その中から大問を4問選択
 (複数科目設置されている場合は、出願時に2科目を選択する必要あり)
③もし5問以上解答した場合は、高得点の4問を自動的に合否判定利用してくれる
④配点は「英150・数200・理200」となり、同日程で実施している理科1科目選択方式に比べて
「英語-50点・理科+50点」となっており、より理系に有利

なお、似たような方式としては2/5学部個別日程・理工系学部での「理科設問選択方式」がすでにありますが、こちらは初めから2科目のみの設定となっている点が異なるところとなります。

今回の説明会では、英語対策講座も実施されました。その対策講座で聞いてきた内容を以下箇条書きでご紹介します。英語の学習を進める際の参考にして下さい。

・小問1問で4点の配点と予想される。
・大問1のAは2007年度以降から新たに出てきた出題傾向なので、2006年度以前の入試問題を使っての対策は無意味となる。
・大問1のBは、大学側の「点数が取れないだろう」という思惑とは違い、実際は良く点が取られている様子。よって、ここは確実に取らなければならない。また、関西大の特徴的な問題でもある。
・反対に、大問2や3は「読みやすい英文を出している」としている大学側の考えに反し、予想よりも点が取れていない。ここで差がつくので、長文対策が必要不可欠となる。
・大問2の空所補充問題の40%が文法や語彙の問題で、それら単体で構成される大問は無いものの、大きなウエイトとなっている。また、以前に比べて近年は文法力等で解ける問題が増えている傾向にある。
・2013年度全学部日程2/7英語のデータによると、正答率50%以上の問題は全50問中34問。難問・奇問は無視して確実に解答出来る問題だけを追えば充分合格圏内に入るだろう。