2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率③

2013年12月24日 火曜日

2013年度大阪府公立高入試の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。これまでは以下のエントリーでそれぞれの教科についてお伝えしてきました。

2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①」 ⇒ 国語
2013年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②」 ⇒ 社会

今回は、数学についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

大阪府教育委員会の見解は次の通りです。

・1では基礎・基本の理解を問い、2では三角柱を題材として、空間図形を的確に把握する力や図形の計量に関する力、数学的に推論し表現する力を問いました。3では、観覧車のゴンドラの動きを題材として、文字を用いて式に表現する力、関数関係を見いだし表現し考察する力を問いました。4では、長方形を題材として、図形の計量に関する力や論理的に考察して数学的に推論し表現する力を問いました。

・基礎的・基本的な内容に関する問題においては、基礎的な概念の理解や数学的に表現し処理する力について不十分な点がみられます。

・数学的な見方や考え方を必要とする問題や論理的思考力・表現力が要求される問題では、得点率が低く無答率が高くなっています。まず、問題文の内容を正確に理解する力を身に付けることが必要です。その上で、問題を解決するに当たっては、単に答えを出すだけでなく、答えに到達するまでの過程を論理立てて確実に表現することを大切にするとともに、そこで用いた考え方についてさらに振り返ってみる学習が必要です。

次回は理科についてご紹介します。