浪速中 アンケート1位は「礼儀が学べる」

2014年5月28日 水曜日

浪速中の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学校の概要です。

「徹底して面倒見の良い教師集団」「更に充実した教育環境・施設」「道徳教育の新たなる展開」にポイントを置いた教育活動を実施している、とのご説明がありました。

コース制度ですが、関西大との連携解消により、2013年度入試から以下2つのコース体制となっています。

Ⅰ類
6年一貫教育、6年間1クラスだけの囲い込みで確実かつ飛躍的に学力アップを図る。中3進級時にⅡ類との入れ替えが行われる。理数科との合同授業なども取り入れて実践力を養成する。内部進学時には理数科レベル以上に到達することを目標とする。

Ⅱ類
3年コースの位置づけとなり、浪速高の進学を保証しつつ公立高を受験可能(併願私立は浪速高となる)。内部進学を希望する際は普通科Ⅰ~Ⅲ類が対象となるが、成績と希望によっては理数科進学も可能。

過去の主な外部高校進路状況は次の通りとなっています。

2014年度
高津2・鳳1・登美丘2・羽衣学園1・奈良文化1

2013年度
今宮1・鳳1・大阪桐蔭1・近大和歌山1・清風1・帝塚山泉ヶ丘1

2012年度
天王寺1・夕陽丘2・今宮2・生野1・富田林1・三国丘1・泉北1・住吉1
桃山学院1・清教学園1・近大和歌山1・清風南海1・清風2・阪南大学

この春に入学した在校生を対象として、「浪速中の良い所」についてアンケートを実施されたそうですが、一位が「礼儀が学べるから」というものになったそうです。数年前と異なって神道を前面に押し出す学校運営をされている浪速中高ですが、在校生たちに受け入れられている様子です。

さて、近年浪速中高では設備面の充実が著しいことを挙げておかねばなりません。多聞尚学館、ふくろうスタジアム、武道場といったものに加え、5階建ての新東館が今年3月に竣工しています。更に、現在もなお8階建てとなる新校舎が建設中です。新校舎は教室の広さで30%増・生徒の机は20%増・黒板は25%増と、それぞれ従来の広さ・大きさよりも大きなものが置かれる予定になっているようです。

近年の浪速中の中学入試の動向です。

入学者数は以下のように推移しています。この間、2010年度~2012年度入試では「関大連携コース」が存在しており、特に10・11年度は高い人気となっていました。その時分から考えますと、今春の入学者数は関大コースを擁していた時代から見て4割減となっていることになります。

07年度70名 ⇒ 08年度107名 ⇒ 09年度119名 ⇒ 10年度121名
⇒ 11年度120名 ⇒ 12年度88名 ⇒ 13年度67名 ⇒ 14年度69名

直近の入試である2014年度入試では、初日PMの「Ⅰ類選抜」を実施したこともあり、志願者数が前年比1.7倍となりました。しかしながら、入学者数は69名と、昨年の67名と同規模に留まりました。その中で特筆すべき点として、女子入学者数が前年14名に対し24名と大幅増となっている点があります。

次年度2015年度入試では浪速中の「復活」になりますでしょうか。