大阪青凌中高 中学はコース制廃止・定員半減へ

2014年9月23日 火曜日

大阪青凌中高の塾対象説明会の様子をご紹介致します。

中高それぞれの取り組み内容についてです。

まずは中学校の話題です。放課後に「学内英会話教室」を開校されており、使える英語の定着と3年間で英検準2級を目指されています。週2回(火木の放課後)に1回90分で行われ、19,000円/月で受講可能だそうです。

夏には「職業体験」「Risingキャンプ」「民泊体験」が行われ、中学3学年が何かしらのイベントに参加することになっています。

高校では3コース計7クラス、1クラス平均約40名という構成になっています。男女比は5:5という1年生の状況ですが、学校全体では6:4なので、今年は女子が多く入学したことになります。

特進S(難関国公立大目標)と特進(国公立及び難関私立大目標)はセンター試験に対応すべく5教科7科目を学習し、7限(~16:20)授業としています。
一方進学コースは、2年次より3科目(文系・理系両方に対応)を中心に授業を行い、6限(~15:20)授業。文系は2年次から数学・理科がないので注意が必要です。理系は、3年次から看護系にも対応出来る様になっています。

大学合格実績についてです。

こちらのエントリー「大阪青凌高 国公立大合格者数で開校以来初の快挙を達成」ですでにご紹介をしておりますが、国公立大合格者数25名は開校以来初、となります。昨年19名・一昨年22名と比べ上昇傾向にありますし、2010年度は8名だったことを考えると、飛躍的な上昇かと思われます。

一方で関関同立合格者数は57名となっており、今後は関関同立レベルの大学に通すために特進や進学を鍛えるということが課題なのではないでしょうか。

ただ、進学コースからも国公立大合格者が出ていることもあるので、指導の体制としてはしっかりとしたものをお持ちなのだと思います。

そんな中、6年一貫生の大学合格実績についてもご紹介頂きました。

今春卒業総数261名中35名が6年一貫生となっており、国公立合格者総数25名中8名を6年一貫生が占めています。特に特進S・特進からの18名の卒業生中8名が国公立大合格と、6年一貫で両コースへ内部進学した者の国公立大進学率が高いのが特徴です。

さて、タイトルにもあります通り、中学校のコース制の見直しについて触れたいと思います。

2015年度入学生より、これまでのジュニアS・ジュニアAのコース制を廃止し、合わせて、2クラス募集だったものを1クラス募集として統合されることになっています。

ただし、英語と数学に関してのみSとAの2つの習熟度別授業とすることで対応されます。入試段階で「英数S(先取り授業)」「英数A(基礎固めを徹底)」とした、入学後の習熟度別クラスの在籍先が発表となります。また、入学後に相互の入れ替えが可能なようです。

従来からある「ベーシック入試」での入学者は英数Aでの合格となりますので、お気をつけ下さい。

最後に2015年度入試に向けた情報です。

上述のように、中学校ではコース制の廃止と募集定員の減少(60名⇒30名)が予定されています。コースが廃止となり、入学生は全員1つのクラスにまとめられるものの、英語と数学に関しては習熟度別クラス編成とされます。合格発表の際に「英数S」「英数A」の2つのうちどちらかが指定されることになり、これが入学後の習熟度別クラスの在籍先となります。

中学入試は4回設けられ、その内1/18日は午前と午後の両方あるものの、両方を受験することは出来ません。

通常型である2科目入試とは別に、基礎力の確認に留まる「ベーシック」という形態もあります。語彙力・計算力の確認テストで、合否判定は英数Aのみ、奨学生の判定はありません。

1次A受験者は「第一志望」であるとみなされ、英数Aの判定で20点の加点をしていただけます(ベーシック対象外)。

そして、漢検・数検のいずれか6級、英検5級のいずれかがあれば入試で10点加点される、という特典もあります。

奨学生は3通りで、大よその基準は次の通り。英数S合格者が対象となります。

授業料全額免除:当日180 / 200
授業料半額免除:当日160 / 200
入学金免除:当日150 / 200

高校入試に関しては、大きな変更点はありません。5科受験をし、5科もしくは3科×5/3の高い方で合否を判定。リスニングと面接はありません。