大阪薫英女学院中高 中学「スーパーグローバルコース」

2015年6月17日 水曜日

大阪薫英女学院中高の塾対象説明会にお邪魔させて頂きました。

2016年度入学生より中学全体を「スーパーグローバルコース」とし、グローバル社会を生き抜く「本物の力」を身につけることを主眼とし、一流の英語力を持って自己の進路を開拓できるような女性の育成に着手されます。

具体的な取り組みは以下の通りです。

①豊かな活動・体験を通じて集団の中で自己を作る
②「異質同等・自立」の実現
③「やってみよう」「何でもみよう!」の力を獲得する
④「話せて使える」英語の運用能力
⑤英検準1級・1級の取得
⑥国公立難関・私立難関・海外大学への進学

このスーパーグローバルコースにおけるプログラムの柱は次の通りです。

①長期留学・短期留学2本の柱
「NZ 1年留学」は英検準1級・1級を、「NZ 3ヶ月留学」は英検2級・準1級を目標
⇒ 高1に選択でき、1年留学なら「SG国際科」、短期留学なら「SG普通科」の所属となる
②2つの総合学習
「オーラルコミュニケーション授業」「論理コミュニケーション授業」
③HR集団づくりを軸にした学校生活

同時に、スーパーグローバル「特別選抜プログラム」生(SP生)制度を設けることになっています。「一年留学」コースから抜擢する上位生徒への特別プログラムで、中高一貫の実績づくりとして難関国公立大を目指す、というものです。

また、留学中でも大学入試に向けたサポートをする体制を整えたり、オールイングリッシュの宿泊研修を実施したりと、細かい点でもテコ入れが入る予定となっています。

そんな大阪薫英女学院中高ですが、大学合格実績はどのようになっていますでしょうか。

現役の関関同立は昨年119名から今年164名と、飛躍的に合格者数が増加。関西大60(昨41)・関西学院大34(昨15)・同志社大42(昨30)・立命館大28(昨33)という内訳で、関西大ばかりで占めているのではなく同志社大が42名出ている点は見逃せない点になっています。

来る2016年度入試に向けてです。

中学入試については、入試日程が早くも公開となりました。1/16土・1/17日・1/18月・1/20水・1/23土の5回。午後での入試実施はなし、となっています。

A~C日程は「4科」「算国英3科」「算国」の3種類から選択可能なのですが、1/20水と1/23土は2科のみとなります。

中学入試における大きな変更点としては、国語に盛り込まれていた「リスニング」を廃止し、その分基礎問題を増やす、というものがあります。

英検3級以上の保有者を対象とした「英語検定推薦入試」を1/16土のみで実施されていますが、当日試験は「国語と英語面接」となっている点も申し添えておきます。

中学入試には「選抜留学奨学生」制度があります。この奨学生に選ばれた場合、以下の特典が保障されますが、同奨学生の資格を得るには、「プレテスト得点率70%以上の者の中から、上位10名」「A日程入試成績上位 若干名」のどちらかに入る必要があります。

①入学が確定した段階で選抜留学奨学生としての入学を確約
②留学奨励金(62万円)給付(中学3年次)
③留学前の国内語学研修の費用免除
④「論理コミュニケーション授業」の費用免除

高校入試に関しては特段の変更点はございません。

 

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