梅花女子大 今春より口腔保健学科を開設

2015年6月16日 火曜日

梅花女子大の高校予備校対象説明会に行ってまいりました。

看護保健学部内に、歯科衛生士を養成する「口腔保健学科」が今春より新設されています。専門学校なら3年で卒業できるところを4年かけ教育を行えることから、口腔保健に関わる専門的かつ高度な知識と技術を身につけることを目指します。養護教諭一種免許も取得可能です。

4年間の学びは以下のように計画されています。

1年次 豊かな人間性を育む教養科目と口腔保健学の基礎学習
2年次 専門臨床科目と口腔保健学の知識と応用技術の学び
3年次 病院、歯科診療所、高齢者施設での実践力の修得
4年次 大学病院や教育機関での更なる実践力の修得

診療所以外にも「訪問(在宅・施設)診療」「周術期口腔ケア(病院)」での需要が拡大していることもあり、歯科衛生士の求人数は年々増えているそうです。

梅花女子大の就職・資格関連に関する情報です。

就職率は98.4%で、前年から3%増となりました。保健師の合格率は100%、看護師は1名のみ不合格の98.7%となっています。

来る2016年度入試における変更点は次の通りです。

①センター利用型入試を実施へ
②上記①に伴い、センター利用型入試での特待生も新設
③国語・英語の出題範囲が新高等学校指導要領に対応
④一般入試Ⅰ期に和歌山・岡山の学外試験会場を設置
⑤クラブ推薦入試の募集種目に卓球を追加

多くの特待生制度があるのですが、最も減じられる金額が多いのが「一般S特待生」で、「入学金全免と4年間の授業料全免」となっています。各学科における合格者の上位から順に決められた人数(学科によって異なる)に、点数に関わらず権利が与えられます。

また、公募推薦でも特待生制度があり、各学科の合否判定総点が80%以上かつ合格者の上位10%以内であれば、初年度授業料が半免となります。

ぜひ特待を狙って学習を進めて下さい。

 

 

華頂女子中高 中学英語教育がAmazingに変わる

2015年6月15日 月曜日

華頂女子中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中学校における今後の英語教育について、大変興味深いお話を伺えました。

これまでは「英語5単位+英会話(ネイティブ)1単位」としていた英語のカリキュラムを改め、「英語4単位+英会話(ネイティブ)2単位+総合学習0.5単位」としたことで、英検合格率が1.5倍に飛躍されたそうです。

そういった取り組みと成果を受けて、2016年度より「Amazing English Program」なる取り組みをスタートさせます。詳細は以下の通りです。

・1回25分のスカイプ利用の授業を週2回実施
・生徒1人に外国人講師1人のマンツーマン授業
・中学3年間、全生徒が受講
・英語のみで授業を行う
・到達度に応じた個別カリキュラム

この新しい取り組みの導入により、「スカイプ利用の授業2単位+英語5単位」とし、更に英語の時間数を確保されることになります。

また、3年次3月に実施予定としている海外語学研修は一貫生全員参加とし、英語による研究発表を姉妹校で実施するなど、「Amazing English Program」とリンクするものとして機能させる方針とされています。

こういった取り組みは、新たな大学入試における「英語4技能」にも対応できるものとして今後大変期待できます。

さて、華頂女子中高といいますと、「学校法人 佛教教育学園」の一員であり、同法人にございます佛教大への内部進学制度を有していることが人気を博しています。

佛教大が有する7学部すべてに対し内部推薦枠を保有、合計で25名分の枠をお持ちになっています。基準点をクリアしている生徒は60%以上とのことで、外部高校から指定校で進学する際に設けられている基準と比べると楽に進学できる(過去の説明会では3年間(高3の2学期まで)の平均が3.2あれば佛教大の推薦が得られる、との発表がありました)ようです。

過去4年間で第2希望に回った生徒は0名で、その前を遡っても過去の説明会では2010から2012年の3年間で第1希望から第2希望へ回された者は1名のみ、という記録があることから、かなり高確率で第1希望の学部・学科に収まるようです。

内部推薦の応募機会は2回(過去の説明会では高3の9月と1月との説明あり)あるようで、秋の公募推薦入試の結果を見てからでも佛教大への進学決定も可能となっています。

2015年度入試結果についてです。

中学では志願者数66名(2014年度61名・2013年度52名)で、少しずつ上向きつつありますが、入学者数は15名(2014年度14名・2013年度23名)で低迷から脱しきれていないのが現状です。

過去3年間の併願校調査結果は次の通りとなっています。

公立一貫校17%  京都文教13%  大谷11%  平安女学院8%
国立大附属8%  京都光華6%  花園6%  京都聖母学院4%  京都女子4%
同志社女子4%  京都産業大4%

高校入試結果です。

志願者数126名(2014年度121名・2013年度122名)、入学者数65名(2014年度70名・2013年度70名)と、ここ3年ともほぼ変わらない数値となっています。

ただ、模試偏差値を見ていますと、2011年度入試当時と比べて各コースとも偏差値が上昇しています。特に医療理系進学コースでは10ポイント以上と飛躍的なレベル上昇になっているようです。

2016年度入試に向けてです。

中学入試においては、入試日程の位置取りを変更されています。今年の「初日AM・PM、2日目PM」から、「初日AM、2日目AM・PM」へと改められる予定です。

同時出願の場合、1回分の受験料で複数回受験が可能となっていますから、華頂女子中を第1志望とされている、あるいは限りなく第1志望に近い方はあらかじめ同時に複数出願をしておくべきでしょう。

初日AMでは事前審査要の自己推薦型入試を実施しており、必要書類に加えて一定の成績があれば出願許可が出るようです。当日は作文と面接が試験科目となります。詳しくは直接学校にお尋ねください。なお、この自己推薦型入試においては過去4年間で不合格者は「0」だそうです。

 

 

追手門学院中高・追手門学院大手前中高 出張説明会を開催

2015年6月13日 土曜日

追手門学院中高、追手門学院大手前中高がそれぞれ学校を飛び出して「出張説明会」を開催されます。

各校の説明会日時等は以下の通りとなっています。


追手門学院中高 入試説明会

日時:6月25日(木)19:00~20:00
場所:千里ライフサイエンスセンター

日時:7月4日(土)19:00~20:00
場所:彩都西コミュニティーセンター

申込方法:
【E-mailの場合】①参加日 ②児童名 ③性別 ④保護者名 ⑤参加人数 ⑥郵便番号 ⑦住所 ⑧電話番号 ⑨小学校名 ⑩通塾名
以上を記載の上、koho@otemon-jh.ed.jp まで
【電話の場合】 072-643-1333 ※お掛け間違いにご注意ください。
【FAXの場合】 申込用紙(学校HPに掲載あり)をプリントアウトしてFAXしてください。


追手門学院大手前中高 イブニング説明会

日時:
第1回 6月16日(火)18:30~
第2回 7月15日(水)18:30~
場所:追手門学院 大阪梅田サテライト(阪急ターミナルビル16階)
内容:学校長あいさつ、教育内容説明など
申込方法:①保護者のお名前(ふりがな) ②お子様の学年 ③電話番号 ④参加される説明会の日程 ⑤参加人数
以上を記載の上、Eメール fujii@otemon-js.ed.jp までお申込みください。


両校とも学校ではなく駅に近い施設をお使いになられる上に、開催時間が夜ということもあってお仕事でお忙しい保護者の皆さんも足を運びやすいと思います。

学校で開催される説明会の前に簡単に学校の概要を掴まれるには絶好の機会かと思います。(第三者の当方がこんな事を言うのもなんですが)肩ひじ張らずにお気軽にご参加頂ければよいのではないでしょうか。

 

 

摂南大 志願者増の次は科目負担増など硬質化へ

2015年6月12日 金曜日

摂南大の高校予備校対象説明会の様子をご紹介致します。

工学部からスタートし、開学40年を迎えた今年現在で7学部13学科の文系・理系をそれぞれバランスよく有する中堅規模の大学となっており、多くの上位私立大の併願先として選択しやすい(させやすい)大学として広く認知されています。

教学面での大きな特徴としては、看護と薬以外の学部で「コース制」を導入しており、広く・浅くではなく専門分野を絞って学習させる方針となっているという点でしょうか。

また、薬学部は開設以来全卒業生の98%が薬剤師国家試験に合格するなど、昔から定評がありますが、それに加えて現在看護学部1期生は現在4回生で、来年の国試合格率に期待が寄せられています。

今春の就職率は97.9%で、それ以上に就職満足度が98.6%と高率となっているのも大きなアドバンテージではないでしょうか。学生個々に専属アドバイザーを割り当てたり、就職活動期に全員に面談を行ったりと、きめ細かい対応が評価されてのことだそうです。

2015年度入試結果です。

総志願者数は34,984名で、前年比114.7%。下記の通り、8年連続で志願者数増となっているだけでなく、昨年も前年比161.1%だったので、2年続いての大幅増となっています(画像をクリックすると拡大します)。

大幅な志願者増となった昨年度入試を見て今春はさすがに受験生たちは受験を手控えるだろう、と予想していましたが、予想に反してまたもや志願者増となっています。

入試区分別に見てみますと、公募推薦入試だけでは志願者数13,962名で、昨年10,536名を起点にみると増加率132.5%と大幅増。特に法学部は公募推薦で前年3倍近くとなる志願者数を集めるなど、人気が確実に復調しているのも見逃せない点です。

一般入試のみ取りだしてみると、昨年19,295名⇒今年20,232名。前年比104.9%は関西主要大学中4位となる増加率(上位順に追手門学院・龍谷・近畿)となっています。また、一般入試志願者数20,232名は甲南大の18,615名を抜いて関西で8位となり、関関同立・産近甲龍の一角を崩したということで、大変な快挙を成し遂げられています。

また、一般入試に関して学部別に志願者数を精査しますと、薬学部(昨年の大幅増の反動)・看護学部(周辺大での看護新設ラッシュの影響で受験者が分散)での志願者数の減があるものの、その他の学部では志願者増となっています。

志願者数における女子比率は30.2%(2014年度31.0%・2013年度31.6%・2012年度28.7%)とここ3年は30%ちょっとで推移しているものの、のべ数でみると10,566名になり、初めて女子志願者数が1万名を超えた、という事実もあります。

2016年度入試に向けた情報です。多数ある変更点のうち、重要なものは以下の通りとなっています。

①公募推薦A日程の試験日が約1週間先送りになり、11/7・8の実施へ
⇒ それでも主要私立大の中では早い方の実施日となっており、早期の対応が必要となる
②一般前期B・BCの試験日を約1週間繰り上げて2/3・4実施、合否発表日を前期A・ACと同一日へ
③法・外国語・経済・経営・理工(住環境)の数学の出題範囲(文系型受験、選択科目)に「数学Ⅱ」を追加し、数ⅠAⅡへ
⇒ 大阪経済大の入試科目に合わせた?
④公募推薦B日程の外国語学部に「英語資格等保持者優遇制度」を導入し、一定の英語資格を持っている受験生に関しては「英語の基礎」の試験を免除し満点を与えるが、「推薦書」の取得資格評価のうち英語の試験・資格に関する評価(点数化)は行われなくなる
⑤公募推薦B日程看護学部の面接内容を「グループディスカッション」へ変更し、20分⇒30分へ
⇒ 薬学部は引き続き「面接」のままで実施(生徒:面接官=5:3だったそう)
⑥一般A日程の文系学部を「3教科型」とし、「国語」を必須教科へ
⇒ 近畿大などの上位大に合わせた?
⑦センター利用型入試前期の全学部で4科目を導入し、同後期の看護学部の利用科目「理科」に「生物基礎・化学基礎」を追加

「数学の出題範囲(文系型受験、選択科目)に「数学Ⅱ」を追加」「一般A日程の文系学部を「3教科型」とし、「国語」を必須教科へ」といった、入試科目負担増となる変更が盛り込まれています。

これだけ18歳人口が減っている中で志願者数を増やし続けていることは中々成し遂げられないことですが、そこに安住せずに志願者が減ることも覚悟(どの程度されているのかどうかはわかりませんが)の上で入試科目負担増に踏み切られています。他大学の入試科目に合わせた、という見方が出来なくもないのですが、リスクがありつつも入試科目負担増とした英断には頭が下がる思いです。

 

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神戸学院大 栄養学部を改組し2専攻を設置

2015年6月11日 木曜日

神戸学院大の高校予備校対象説明会にお邪魔させて頂きました。

神戸学院大は2014年には「現代社会学部」、2015年に「グローバル・コミュニケーション学部」を新設したのに続き、2016年は栄養学部を改組することが予定されています。

同大は1966年に栄養系の単科大学としてスタートしており、これまで約4,000名の管理栄養士、約800名の臨床検査技師などを輩出しているなど、栄養学の老舗大学です。

これまでは栄養学科1学科95名としていた募集を、「管理栄養士専攻(95名)」「生命栄養学専攻(65名)」に分けて募集を行います。生命栄養学専攻では「臨床検査技師」の養成を主目的とされるとのことです。

今春の管理栄養士ならびに臨床検査技師の合格状況は以下の通りで、両資格の養成教育には定評があることがはっきりしています。

管理栄養士:合格率97.8%(87 / 89)←全国合格率55.7%
臨床検査技師:合格率85.7%(24 / 28)←全国合格率82.1%

今回2専攻に分けることに加え、管理栄養士専攻では授業料・施設設備費従来の140万円から120万円へ減額となることも発表になりました。

2015年度入試結果についてです。学部単位の過去5年間の志願者数の増減は次の表の通りです(画像をクリックすると拡大します)。

志願者数は18,626名で、昨年17,516名から約1,000名増。新設であるグローバル・コミュニケーション学部の志願者数を除いてカウントしても約300名の増となっており、勢いは持続しています。特に昨年は薬学部の志願者数が前年から約2,000名増えたにもかかわらず、今年も敬遠傾向にならずに人気を維持しています。

総志願者数18,626名に対する実志願者数は7,909名で、昨年の7,719名から190名・2.5%増となっており、こちらも順調に増加しています。

入試種別では、センター利用型で18.9%減となっている以外、公募推薦・一般A~Cの全てで増加。特に昨年も26.6%増だった一般Bが今年も20.6%増で、ものすごい勢いで増加しています。

2016年度入試に向けた情報です。

神戸学院大ではネット出願を実施されており、ネット割として1出願につき5,000円の割引があります。また、2015年度より、公募制推薦及び一般入試(A・B)において、同一入試種別内で2日間とも出願した場合は10,000円の割引とされています。上記のネット割との併用が可能です。

2016年度入試における主な変更点は以下の通りです。以下の他にも多数変更点があります。

①一般入試A日程・B日程・C日程をそれぞれ一般前期・中期・後期へと名称変更。センター利用型も同様に名称を変更。
②一般前期においては、文系学科最大8学科を併願できる併願制度を開始。
③一般中期・後期では一部学部のみ実施だった「高得点科目重視型」を全学部へ広げる。

 

関連記事:
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神戸学院大 グローバル・コミュニケーション学部を新設予定

 

 

洛北高等学校附属中 「入学させて良かった」95.0%

2015年6月10日 水曜日

洛北高等学校附属中の生徒・保護者対象説明会の様子をお届けします。

2004年に附属中学が開校し、今年12期生が入学。6期生までが高校を卒業していることになります。その今春卒業生の大学合格実績が非常に良かったので、早速ご紹介を致します。

中高一貫生の今春の大学合格実績は、国公立大73名(東京大1名・京都大26名含む)。京都大26名のうち現役は15名(昨年は6名)。近年で最もよい合格実績となっています。また、私立大の雄である関関同立は109名(同志社大32名・立命館大45名含む)となっています。

この洛北高等学校附属中では、6年間を基礎期・充実期・発展期の3つの段階に分け、計画的・系統的・合理的な教育を展開されています。

主要5教科に関しては1学年80名を3つの講座に分け、26~7人の少人数授業を行うなどきめ細かくご対応されています。また、豊富な授業時間数(一般的な公立中よりも年間140時間も授業時間が多い)を計画的に活用し、高校学習内容を中学生段階から無理なく実施するようになっています。基礎期の段階から質の高い授業を展開し、充実期となる中学3年生を中心に高校の学習内容を履修するというカリキュラムになっています。

洛北高等学校附属中を語る上で欠かせないのが、同校は全国でも数少なく、京都府では唯一のSSH指定を受けている中学校であるという点で、「洛北サイエンス」の学習を中心に研究・実践を行っています。

理数系だけでなく、英語にもしっかりと注力されています。英検関連では、中学2年で3級、中学3年で準2級を取得することを目標として取り組んでおられますが、実際には中学校全体240名中で2級以上が16名、準2級以上が89名という取得状況になっています。

これらのような取り組みの結果、「入学させて良かった」と答えた在校生・保護者は95.0%に上る、との発表がありました。

入試関連の情報です。

適性検査Ⅰ~Ⅲ、面接、報告書の3つで選考されるのですが、特に注意が必要なのは、適性検査Ⅰ~Ⅲは「合計点」を見るのではなく、Ⅰ~Ⅲそれぞれで「適性がある」と判断されることが必要である、ということです。同じく、面接・報告書(評定)についても共に「適性がある」と判断されることが必要となっています。

ちなみに、面接は5~6名1グループで実施(2015年度入試実績)されているとのことです。

適性検査Ⅰ~Ⅲ、面接、報告書の全てにおいて「適性がある」と判断された者を対象に、報告書の評定以外の記載内容を総合的に判断して合格者の80名が決定されることになります。

さて、2016年度入試に向けて、すでに発表になっている「検査の概要」のうち、適性をみる検査Ⅰの一部、適性をみる検査Ⅱのすべて、において文言が今年度入試のものから変更されています。少し注意が必要かと思います。

 

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洛北高等学校附属中 中学校もSSH指定

 

 

大阪国際大 今春守口Cに新1号館が完成

2015年6月9日 火曜日

大阪国際大の高校予備校対象説明会にお邪魔しました。

大学概要です。

2015年春守口Cに多彩な機能を兼ね備え、発展的教育を可能にする新1号館を完成させたとともに、キャンパス全体のリノベーションを行い、ハード面でも教育環境が整いました。

その新1号館は地下1階・地上6階となっており、1階にはラーニングコモンズとカフェ、地下1階はトレーニング・フィットネスルームを持ち、常駐のトレーナーがいる、という大変贅沢な造りとなっています。新1号館1階のラーニングコモンズでは、週2回事前予約制・1コマ30分で5名1グループで英語ネイティブとの英会話が可能な「English Island」という英会話スペースを開講しています。

そんな校舎で勉強や友との語らい、トレーニングの合間には人工芝が敷き詰められたグランドで運動が出来る、ということで、充実したキャンパスライフが送れることになっています。

今春の就職率は95.2%で、昨年91.5%から上昇。学生数1万名規模の大学と同等となる11名のカウンセラーをおいているなど、面倒見の良さをアピールしておられます。その他、就職については以下の点に注力されているとのご説明がありました。

①個人面談 1人あたりの面談回数(平均)は7.2回
②ご家族連携 「メール配信」「学生・保護者・就職部スタッフの三者面談」「保護者対象就職説明会」
③企業セミナー 年6回開催

昨今社会的な課題となっている「国際化」に関しては、海外へ送り出す学生数を増やすという事に加え、学内の国際化にも着手されています。上記のEnglish IslandやTOEFL講座の開講による英語圏協定校への交換留学促進などを行っています。

2016年度入試に向けて変更点が多数あります。主な変更点は以下の通りとなっています。

①推薦入試に数学が追加
②推薦入試にスタンダード2科目型を新設
③国際教養学部は英語、グローバルビジネス学部・人間科学部は国語、がそれぞれ必須に
④次の選考が全てWeb出願となり、紙での出願が出来なくなる
推薦Ⅰ~Ⅲ期、推薦(専門・総合)Ⅰ~Ⅲ期、一般A~C日程、センター利用Ⅰ~Ⅲ期、ラストチャレンジ
⑤推薦・一般の英語の得点に、取得資格による「みなし得点制度(資格による得点と英語試験の得点を比較して高得点の方を採択)」を導入
英検準1級・TOEIC730点など:100点
英検2級・TOEIC550点など:80点
英検準2級・TOEIC450点など:60点

 

 

龍谷大学付属平安中高 中高とも勢いが止まらない入試状況

2015年6月8日 月曜日

龍谷大学付属平安中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中高それぞれの教育内容を簡単にご紹介します。

中学での年間目標・キーワードは次の通りで設定されています。

中1「5教科の基礎基本=国公立大受験対応」PDCAの確立と家庭学習の習慣化
中2「各自の学習目標の明確化」レベルに応じたレベルアップ、家庭学習の定着
中3「高校進学・大学進学(志望校を考える)」自主的な学習への取り組み(V模試全員ss55・学年平均ss60)

高校へ内部進学する中3生に高校入試問題を解かせた所、数学の平均点において「内部進学生79.8点(昨年72.1点)vs選抜特進(併願)受験生78.2点」、英語は「内部進学生74.6点vs選抜特進(併願)受験生73.8点」と、外部からの選抜特進(併願)受験生よりも高い結果となっています。

高校ではコースは以下の3つで、それぞれの特徴は次の通りとなっています。

選抜特進 京阪神をはじめとする難関国公立大をチャレンジとし、中堅国公立をターゲット、関関同立をはじめとする有名私大は最低目標とする
プログレス 龍谷大との高大接続を基本とし、大学入学後の研究に備えて背景知識を育成する
アスリート 硬式野球部だけで編成されたクラスで、甲子園出場・全国制覇が目標

プログレスに「英語専修(仮称)クラス」を増設する予定とされています。5教科の基礎・基本に習熟することを前提としつつ、高2から英語の基礎知識を活用する演習科目を増加させ、より高いレベルの英語力を養成し、短期(長期)留学等を通じて英語を活かした学部・学科への接続を図る、とされています。また、英語の授業は原則すべて英語で実施することも予定されているとのことで、昨今の「グローバル化への対応」に向けた龍谷平安の「回答」の一つになるような取り組みとなっています。

大学合格実績についてです。

472名が今春卒業し、95.3%が第一志望に合格しているとのことで、大学進学率は91%となっています。文系:理系は8:2と文系が圧倒的に多いようですが、下の学年は理系が多くなっているとのことです。

防衛大(筆記)を含む国公立大は51名、関関同立+早慶上理106名と、実績は年々増えています。

また、連携関係にある龍谷大へは今春263名が進学されています。

2015年度入試結果についてです。

中学入試ですが、昨年は過去5年間で最高の志願者数となる387名(2013年度265名)を集め、勢いのあるところを見せ付けたことが記憶に新しいのですが、それを更に更新し493名もの志願者数を集めておられます。初日AMの前期A(推薦型)の志願者数が減っているものの、その他の日程では全て志願者数増、という結果でした。

入学者数についてです。昨年は124名が入学したのに対し、今春は149名が入学。ちなみに、2011年度入試での入学者数は35名だったので、約4.3倍にものぼります。

「ドラゴンテスト」と銘打たれているプレテストの受験者数ですが、2011年390名⇒2012年498名⇒2013年600名⇒2014年709名と、ここ3年続けて100名規模での増加となっています。Ⅰタイプで前年から約11点(昨年は30.6点)、Ⅱタイプで約60点(昨年は13.6点)の平均点アップとなっているなど、受験者層が上になっていることが点数になって表れています。また、プレテスト同様に受験生の平均点が年々上昇していることから、入学者のレベルが上がっていることが伺えます。

高校入試ですが、志願者数1188名(昨年1705名)に対し434名が入学されています。

過去5年間の科目別・合計得点を見ると、これまでは毎年「少しずつ」上昇してきたところ、今年は(選抜特進・プログレスとも)前年から「大きく」上昇しています。中学入試同様、高校入試においても年々受験者のレベルが上昇していることが確実なようです。

中学・高校の両方とも勢いが止まらない入試状況。次年度入試においても話題となりそうな予感がします。

 

関連記事:
龍谷大学付属平安中 新たに「クラス制」を導入

 

 

川西地区進学相談会 6/14日に開催

2015年6月6日 土曜日

川西駅前に有力私立中高が多数集まって開催される合同説明会ですが、今年2015年も開催されることになっています。

日時や参加校に関しては以下の通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。


私立中学校・高等学校 川西地区進学相談会

日時:2015年6月14日(日)10:20~15:00
場所:アステホール(アステ川西6F)(阪急・能勢電鉄 川西能勢口駅 徒歩1分)
内容:
教育講演会「教えます!学校選びの極意」(10:20~10:50)
各学校別相談コーナー(11:00~15:00)、総合相談コーナー、パンフレットコーナー
※講演終了後、ブースでの相談開始の時間まで少し間が空きます点ご注意ください。


当日は、各校の相談コーナーだけでなく、勉強方法や受験校選びなどありとあらゆる相談を受け付けてくれる「総合相談コーナー」も設置されていますので、そちらにまずは座って学校選びのポイントを聞いてから各校を回る、というのもいいかもしれませんね。

今回この「総合相談コーナー」はこちら開成教育グループ 入試情報室が担当させていただくことになっています。今年で4年続けてのご用命となります。ありがたい限りです。当日はよろしくお願いします。

また、学校別の相談コーナーとは別に、会の冒頭に30分の教育講演会が催されます。今回、大変僭越ではありますが、ご縁がありましてこの講演を開成教育グループ 入試情報室が担当させていただくことになりました。ご来場の皆さまの受験校選びのご参考になるようなお話になるよう、しっかりと時間をかけて準備をしております。

当日は1人でも多くの皆さまにお会いできるとうれしいです。ぜひご来場ください。

 

 

甲南女子大 看護学科に「国際力強化入試」を新導入

2015年6月5日 金曜日

甲南女子大の高校予備校対象説明会に行ってまいりました。

文・人間科学・看護リハビリテーションの3学部に10学科設置されていますが、特に人気が高いのが人間科学部総合子ども学科と看護リハビリテーション学部の看護学科です。

中でも看護学科は関西でもトップクラスの人気・レベルです。国家試験合格率は2011~2013年の3年続けて100%だったのですが、昨年は1名不合格で98.8%、今年も97.0%と100%は逃しているものの非常に高い合格率を維持しています。また、過去5年間トータルの合格率は99.0%(全国平均90.0%)となり、脅威の合格率を誇ります。

法改正もあり、近年新設されている看護学部・学科は「看護師・助産師・保健師」の3資格を取れるところが少ないのですが、同大は近年の新設ラッシュよりも若干早めに開設されたこともあり3資格に加えて養護教諭も取得可となっています。ちなみに、保健師50名・助産師10名の枠となっています。

理学療法士の合格率は次の通りで推移しています。

2015年93.4%(全国平均82.7%)
2014年98.2% 2013年94.9% 2012年92.2%

総合子ども学科からの過去3年の就職状況は次の通りです。開設当初は一般企業への就職が多かったようですが、近年は教員となる者が増えているそうです。

2015年 就職者数118名
幼稚園36%・保育士28%・小学校14%・一般企業22%

2014年 卒業生数118名
幼稚園31名(26%)・保育士45名(38%)・小学校13名(11%)・一般企業29名(25%)

2013年 卒業生数112名
幼稚園34名(30%)・保育士34名(30%)・小学校14名(13%)・一般企業30名(27%)

最近開設された子ども系の学部・学科は「幼稚園・保育・小学校」の3つの免許を網羅している所が少ないのですが、こちら甲南女子大では3つ取得が可能です。

さて、甲南女子大では次年度入試に向けて総合こども学科の定員が120名から150名へ増加する予定、とされています。これにともない、保育士の枠を現状の100名から120名へと増加される予定にもなっています。

今回の定員増加で全学部の定員は870名から900名となります。

実は、今春には看護学科が90名から100名へ、メディア表現学科が60名から70名に、それぞれ定員増となったばかりです。そのことも加味しますと、2年前は850名だったところ2年続けての定員増で来年には900名になる、という状況になっています。

2015年度入試結果について簡単にご紹介します。

2014年度入試で志願者が増えた(前年比2%増)反動を受け、今年度はトータルで前年比4%減の志願状況となりました。

そんな中でも推薦入試は前年比7%増で、昨年も前年比4%増だったことを考えると2年続けて増えていることになります。今年は専願型の推薦入試も増加傾向にあるとのことでした。

ご注意頂きたいのが、専願型の推薦A、併願型の推薦Bだと合格最低点こそAの方が低いのですが、倍率的にはほぼ変わらない状況になっています。

一般入試は昨年・今年と2年続けて志願者減で、センター利用と合わせると前年比8%減となっています。早期の進学先決定傾向が甲南女子大にも直撃している様子です。

次年度である2016年度入試に向けての情報ですが、変更点が多数あります。ポイントを以下にまとめました。

①AO入試では、多文化コミュニケーション学科と生活環境学科で評価のポイントを変更
②推薦入試A・Bではこれまで「評定平均値×10」のみだった調査書の扱いを改め、「調査書重視型(評定平均値×10)」「基礎学力重視型(評定平均値×5)」の2種類とし、前者を11/1と12/5に、後者を11/7にそれぞれ選考する
③看護学科のみ「国際力強化入試(小論文型)」という推薦入試Gを新設
④新学習指導要領への移行に伴い、国語と英語の範囲を変更
⑤インターネット出願を開始するが、ネット割引は行わず、紙での出願も残す

特に③の「国際力強化入試」は、2020年からの新大学入試、ならびに昨今のグローバル化に対応したものとして大学側も大変期待をされているようで、この入試の手ごたえを見ながら2020年までに当該入試の定員を増やすなどしたい、という構想もおありのようです。この先の展開が大変楽しみです。

 

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