金光八尾中高 中高一貫生は4名に1名が国公立大へ

2015年9月8日 火曜日

金光八尾中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

同校につきましては、当ブログでは4年前の秋にご紹介して以来のご登場となります。大変ご無沙汰をしておりました。

今年開校30周年を迎える、進学校としての評判が定着した学校です。

30周年事業として、今年4月には武道館が完成。美術室や音楽室のリニューアル、分割授業用の教室を増設、放課後に自由に使える自習室を設置するなど、施設・設備の新設や改修が進められています。

コース制ですが、中学では以下の2コースがあり、主に国公立大を中心として目指させています。

S特進
・中高6年間の完全一貫コースで、京阪神等の難関国公立や早慶・関関同立などが目標
特進
・中2まではS特進と基本的には同じ学習内容や進度だが、中学段階では基礎基本の徹底を図りつつ発展的内容も踏まえたカリキュラムとしている
・併設高校のどのコースにも対応可能な総合的実力を養成している
・国公立・難関私立大への現役合格が目標

中3及び高1(S特から特進へ下がるのみ)進級時にコース変更が可能で、高2進級時に国公立or私立、文系or理系など細分化されます。

高校では「S特進」「特進」「総合進学」の3コースがあり、主に国公立・関関同立を中心として目指しています。全コースとも月木金に開講している7限の講習は必修で、月火木金開講の8限講習はS特進で必須、特進は選択となっています。選択となっている特進であっても多くが受講しているそうです。

高2進級時に国公立or私立、文系or理系、美術コースなど細分化されることになっています。

今春の卒業者数は285名で、そのうち中高一貫生は83名が占めています。全体の合格者数、そのうちの中高一貫生が占める数(カッコ内)は以下のとおりとなりました。中高一貫生のみだと、京都大3名・大阪大3名・神戸大4名などが主な数となっており、国公立大へは4名に1名が合格しています。

京阪神市府21名(16名) 昨年は15名(6名)
その他国公立大32名(8名) 昨年は42名(15名)
関関同立282名(147名)

今春の関関同立合格者のうち、高校入学時に模試偏差値が60を下回っていた者が60%を占めているなど、入学後の成績上昇には定評があることが証明されています。心強いデータです。

2015年度入試結果については簡単にご紹介します。

中学入試においては、これまでは苦しい中でも募集定員以上の入学者数が居たものの、今春入学者数は70名と募集定員丁度の数になっています。

高校入試では、例年は15%程度の併願戻り率だったところ、今春は19%程度と高い値になった。恐らくは来春入試でも同様に高い戻り率になると予想されておられます。

最後に、2016年度入試に向けてですが、中学入試は日程等も含め何も変更は無く、高校入試においても特段の変更点はありません。