清教学園中高 今春よりSGHアソシエイトに指定

2015年9月30日 水曜日

清教学園中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

難関国公立大の入試に対応すべく、「知識・技能」の習得は当然の前提とし、英国数に関しては中2で中学内容を終了し、高2で高校内容を終えるというカリキュラムになっています。理系数学や理社についても高3の途中で高校内容を終了することから、5教科全てで「複数回実施が予定されている新センター試験」に対応が可能となっています。

自習室、質問教室、確認テスト・宿題試験・実力試験、特別補講追試、夏期セミナーに関しては中1~高3全てで対応しており、徹底した学習指導が貫かれているのも頼もしい限りです。

タイトルにもございますとおり、清教学園中高は今春よりSGHアソシエイトの指定を受けており、グローバルな視野を持った人材を育成すべく週1時間「Global Studies(中学はJunior)」なる授業を全学年で実施されています。

また、1年留学と短期語学研修の間の位置づけとなる、「半年留学」を今年度より新設されています。参加促進のためもあり、奨学金を用意するとのことです。

そして、英語力の強化に向けて、次のような取り組みも行われています。

英会話授業:中1~3の週1時間実施で、ネイティブ・英語教員のTTによるクラスを2分割した少人数授業を実施
Global English補講:高1・2の希望者対象による、ネイティブによるレッスン
イングリッシュルーム:英語のみ使用可能な特別教室で、昼休みはネイティブ教員が常駐している

その他の目立った取り組みとしては、学びのデジタル化にも積極的に取り組まれている点が挙げられます。その一つが「e-ポートフォリオ」という、学びのプロセス・成果・評価を蓄積できるWebベースの学習支援システム」の導入です。生徒自身が学びのPDCAサイクルを意識し、教員や保護者も生徒の学びに関する状況を把握できる仕組みが構築されています。

クラブ活動の加入率は以下のとおりです。

中学:1年生97.7% 2年生91.6% 3年生90.4% トータル93.0%
高校:1年生83.3% 2年生76.9% 3年生73.5% トータル78.0%

大学合格実績についてです。

今春は国公立大199名となり、うち6年一貫生が104名と半分強を占めています。特に、東京2・京都3・一橋1は全て6年一貫・現役での合格となっており、大阪大も13名中12名が6年一貫の現役生です。結果、6年一貫生は53%が国公立大に合格しています。

高校入学組からの実績としては、難関国公立は大阪1・神戸3・北海道1・九州1、大阪市立は13名中11名、大阪府立も16名中10名を高校入学組が占めるというものになっています。

関関同立の中では関西大215名(うち現役199名)に次いで多いのが同志社大170名(うち現役160名)となっています。

2015年度入試結果についてです。

中学入試では、前期・後期で次のような特徴点があったようです。

前期:専願は前年度である2014年度とほぼ横ばいも、併願は「3or4科選択・面接廃止」の影響で前年9名だった志願者数が40名に増加(そのうち23名が清風南海との併願であった様子)。
後期:定員を減らしたせいか、志願者数が減少。併願は清風南海・大教大・四天王寺の順に多い様子。

高校入試においては、例年15~17%程度で推移してきた併願戻り率が、今年は合格701名に対し138名が入学し、結果として戻り率が19.7%と高騰しています。積極的な公立高校(特に上位校)受験の結果であると考えられます。

併願入学138名の公立高受験先も公開されましたが、前期・後期トータルの人数としては三国丘高が一番多く、三国丘高(後期)の不合格者数128名の実に1/3を清教学園高の併願者が占めている、ということになっています。

2016年度入試に向けた情報です。

中学入試では特段の変更点はありませんが、高校入試においては英語にリスニング試験が導入されます。ご注意ください。

 

関連記事:
清教学園中 清教中学模試を11/3火祝に開催