平安女学院中高 学校の特徴を活かした取り組みと高い人気のRSコース

2016年5月17日 火曜日

今年で創立141年目の伝統校である、平安女学院中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

創立時より「女子教育・英語教育・キリスト教のミッションスクール」の特徴を持つ同校。その特徴の一端で、英語教育の取り組みの成果として、生徒さんによる英語での発表が披露されました。一人は高校1年生で英語落語「壺算」を、もう一人は高校3年生で「Museums of the world」の題で発表されました。残念ながら写真を出すことはできませんが、二人とも堂々とした発表で同校の取り組みをアピールしておられました。

英語教育についてです。

同校独自の取り組みとしては、生徒一人ひとりが独自のテーマを研究し、その成果をプレゼンなどで発表する「エクスパート・プログラム」や、自分自身を英語で表現できるように取り組む「オンリーワン・プログラム」を挙げられていました。「エクスパート・プログラム」は前述の生徒さんによる発表がまさにその例であり、「オンリーワン・プログラム」は生徒それぞれのレベルに応じるべく、一人ひとりに対して添削指導を行っているとのこと。その甲斐あって、中学3年生段階で約53%の生徒さんが英検2級を含む、英検3級以上に合格しているとのことで、これは京都府内の平均を大きく上回るものになっています。

大学合格実績についてです。

卒業生の約57%が国公立大・難関私立大に進学しているとのこと。同校の上位コースであるESコースに限ると、約62%にまで上昇します。また立命館大学文系学部へ進学するコースであるRSコースからは、今年は43名が進学しています。

2016年度入試結果についてです。

中学入試では「英語」での受験が可能であることが同校の特徴といえるでしょう。初日午前のA1日程と二日目午後のB日程で設定されていましたが、いずれの日程においても平均点が80点(満点は100点)を超える高いものになっていました。高校入試ではRSコースの、特に併願受験者の合格最低点が高く、他の区分・コースと比べ最大で27%も得点率が高くなっておりました。このデータからも同校のRSコースでの合格を希望される方は、専願での出願も検討されるほうが良いかもしれません。

2017年入試に向けての情報です。

現状、中学・高校とも2016年入試と大きな変更はないようです。ただ、7月から年内にかけて校舎の耐震工事が行われるそうです。1学期中は学校の様子をしっかり見学できますので、受験を考えられている方はお早めにオープンスクールなどの行事に参加されることをおすすめします。

以上、平安女学院中高の塾対象説明会についてでした。