高槻中 注目を集める共学化の内容とは

2016年6月13日 月曜日

高槻中の塾対象説明会に行ってまいりました。

当ブログでも以前より取り上げさせていただいておりましたとおり、新たな取り組みをここ数年続けてきていた同校ですが、2017年入試よりついに「共学」での入試が始まります。

気になるポイントはたくさんあるかとは思いますが、
① 募集定員
② 男女比
③ 入試日程
④ 入試科目
あたりといったところになるのではないでしょうか。

まず、①の募集定員ですが、「男子約180名」と「女子約90名」となります。募集定員自体は、昨年までと大きく変わるわけではありませんが、男子校としての募集だった昨年までと比べ、「女子約90名」分男子の募集定員が少なくなるということもできるでしょう。②の男女比については、「2:1」となります。

次に、③の入試日程です。これまで同校は、前期・中期・後期の名称で計3回の入試を行われてきました。2017年度入試からは回数が「2回」になり、名称も「A日程・B日程」と変更されます。「A日程」は1/14(土)の午前8時45分から、「B日程」は1/15(日)の午後2時30分から実施されます。昨年までと違い連続日程となりますので、受験を検討されているみなさんは、注意が必要となります。

④の入試科目については、「A日程」が3教科型(国語・算数各120点、理科80点)と4教科型(国語・算数各120点、理科・社会各80点)のいずれか一方の型で受験することになります。問題自体は共通問題で、400点満点で判定が行われます。3教科型は「3教科の合計点×1.25」で判定され、4教科型は「4教科の合計点or国語・算数・理科の合計点×1.25 or国語・算数・社会の合計点×1.25 のうち最も高い得点」で判定されます。「B日程」は国語・算数各120点、理科80点の320点満点で判定が行われます。

日程ごとの入試科目については、従来の前期・中期日程と同じになりますが、試験時間については変更があります。国語・算数はそれぞれ「60分」に、理科・社会はそれぞれ「45分」と少し長くなります。同校としては試験時間を長くし、受験生にじっくり考え問題を解いてもらうことで、高得点で合格してもらいたいとの思いがあるようです。結果、募集定員の変更なども相まって、合格者平均点が上昇する可能性があります。特に女子については、男子に比べ定員が少ないこともありますので、かなり高レベルの入試が行われることが想像されます。問題傾向については、2017年入試については大きく変更されることはないとのこと。これまでに行われた入試問題をしっかりと解き、きっちり対策を行う必要があるでしょう。

その他、出願は「インターネットを利用して同校HPから行うWeb出願」に変更されます。どうしても不安のある方は、事前連絡が必要ですが同校にある専用端末を利用して出願を行うことも可能のようです。ただし、事前連絡については年内12/24(土)までに行う必要がありますので、ご注意ください。

新しい校舎についても、一部が2017年入試の行われるころに間に合うとのことです。HPもリニューアルされ、新たな取り組みが次々に目に見える形となっている同校に、ますます注目が集まります。気になる学校説明会については、以下の画像をクリックするとPDF文書が開きますのでご確認ください。女子受験生向けの学校説明会はWebでの予約が必要ですので、同校のHPを注意してご確認ください。

以上、高槻中の塾対象説明会についてでした。

※記事作成には万全を期していますが、2017年入試の内容については必ず同校HP等でご確認ください。

高槻中学校・高槻高等学校HP
http://www.takatsuki.ed.jp/

関連記事:
高槻中学校・高等学校にお邪魔してきました