大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果③

2012年2月1日

大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果①
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果②
に続くエントリーです。去る1月21日(土)付の新聞各紙に、大阪府内の公立中学卒業見込み者を対象にした第2回進路希望調査(1月16日現在)の結果が掲載されたのを受け、4回のエントリーに分けてこの進路希望調査結果について詳しく見ていくシリーズです。大阪府内の高校受験生たちの今後の受験校選び、受験に向けての心構えに役立てて欲しいと思います。

3回目となる今回からは、公立高の動向についてご紹介してまいります。

今回の進路希望調査では公立高前期選抜で募集される各学科・コースの希望者数が公表されています。まずは、学科・コースごとのくくりでの倍率を見てみましょう。

公立高前期 学科単位

特に受験生からの人気が高い学科・コースについてのみですが、倍率をご紹介しています。

文理学科は2.65倍、昨年同時期に実施の調査時点と比べて0.1倍の差となっており、文理学科の高い人気は今年も続きそうな予感がします。ただ、学科全体での倍率は前年と似たような形になっている半面、10校それぞれの倍率に関しては昨年と大きく変化しているところが多々あります。それについてはまた次回のエントリーでご紹介することとします。

文理学科に次いで人気となっているのが理数科で、2.02倍です。昨年から約0.5倍ものアップとなっています。文理学科を目指している(いた)が、成績的にちょっと足りなさそう、でも高度な勉強がしたい、という受験生がこちらに流れているのではないでしょうか。

国際文化科と国際教養科がそろって倍率を上げています。昨年春の入試においては前年度から倍率を上げた学校が多かったにもかかわらず、さらに受験生が集まりつつある傾向です。要注意です。

総合科学科・単位制・総合学科に関しては倍率を下げています。特定の学校が大きく倍率を下げていることから学科・コース全体の倍率を押し下げている形です。学校によっては昨年同時期調査時点の倍率から大きく上昇している所もありますので、要注意です。

学校個々の倍率については次回のエントリーでご紹介します。