大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果④

2012年2月3日

大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果①
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果②
大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果③
に続くエントリーです。去る1月21日(土)付の新聞各紙に、大阪府内の公立中学卒業見込み者を対象にした第2回進路希望調査(1月16日現在)の結果が掲載されたのを受け、4回のエントリーに分けてこの進路希望調査結果について詳しく見ていくシリーズです。大阪府内の高校受験生たちの今後の受験校選び、受験に向けての心構えに役立てて欲しいと思います。

最終回となる今回は、前回のエントリーでご紹介した公立高前期選抜で募集される主要な学科・コースの各校それぞれの倍率について、以下3枚の画像にわけてご紹介します。

公立高前期 学校別①

まずは文理学科と理数科です。

文理学科では豊中高・四條畷高・高津高・生野高・岸和田高の5校が大きく倍率を下げています。ですが、反対に大手前高・三国丘高が大きく倍率を上げていたり、茨木高と天王寺高が倍率を維持していたりと、文理学科の中でも合格に必要なレベルが10校の中でも高めになっている各校が高倍率となっています。よって、こういった学校から倍率を下げた5校に流れる可能性が十二分にあります。

理数科は両校とも大きく倍率を上げています。昨年春の入試では、文理学科10校に比べると手ごろな倍率で済んだ理数科の2校ですから、文理学科から志望先を変更してくる予定の受験生が多くいてもおかしくはないでしょう。

公立高前期 学校別②

続いては総合科学科・国際文化科・国際教養科の各校です。

総合科学科では千里高が大きく倍率を下げています。さすがに昨年春の入試での高倍率を嫌う受験生が多く出ているのでしょう。反対に、泉北高は狙い目と見られているのか、倍率が上昇しています。

国際文化科と国際教養科はほぼ全校で倍率が上昇しています。特に枚方高と佐野高の上がり方は要注意です。

公立高前期 学校別③

最後は単位制と総合学科についてです。

単位制では4校中長吉高を除いた3校が倍率を下げています。

総合学科は学校間で倍率の上下にムラがあります。特に倍率を上げているのが今宮高・枚岡樟風高・松原高、反対に大きく倍率を下げている所が多くなっており、柴島高・千里青雲高・芦間高・八尾北高・貝塚高・扇町総合高・咲くやこの花高あたりです。

総合学科は学校の数が多い分、受験生が簡単に志望校を変えることができます。よって、現時点のこのデータを見て出願までの間に大きく受験生が動くことが考えられます。ご注意ください。

4回のエントリーに分けてご紹介をしてきました第2回進路希望調査結果、いかがでしたでしょうか?今後の出願の参考になれば幸いです。