2012年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率②

2013年2月28日

2012年度大阪府公立高後期選抜 教科別平均点
2012年度大阪府公立高後期選抜 教科ごとの小問別得点率①

に続くエントリーです。昨年の後期選抜における教科別の平均点、科目ごとの小問別得点率を順にご紹介してします。前回の「~①」では昨年の後期選抜 国語についてご紹介しました。

今回は、国語に続いて社会についての情報です。下のグラフ・表で昨年の得点率や無答率を紹介しています(画像をクリックすると拡大します)。

大阪府教育委員会からはこの社会の入試問題について以下のような見解が出されています。

・基礎的な事項に関する問題は、歴史的分野の1⑴ ① ⒜ 、⑶ ②、公民的分野の2⑸、3⑵などにおいて得点率が高くなっています。用語などを記述する問題は、歴史的分野の1⑴②、1⑶①において無答率が高くなっています。教科書に記載されている用語の意味や内容を正しく理解するとともに、正確に書くことができるようにすることが大切です。
・また、歴史的分野の1⑴⑤⒜、1⑵③、2⑴、2⑶は、歴史的事象を年代順に並べ替えたり、各時代の特色を問う問題です。いずれも得点率が50%を下回っており、2⑶の得点率は全設問中で最も低い21.1%となっています。学習した内容を活用して時代を大観し、各時代の特色をとらえることが大切です。

社会の対策ポイントとしては、資料やデータに関する問題に強くなっておくことが必要になってくると思います。種々の資料から必要な情報を的確に読み取り、学習した内容をもとにして考察する力を見られる問題が毎年出ています。注意が必要です。

次回は数学についてご紹介します。