大阪信愛女学院高 特進を文理に名称変更

2014年12月8日

大阪信愛女学院高の生徒保護者対象説明会にお邪魔させて頂きました。

当ブログで詳しくご紹介するのは初めてです。

教育内容についてです。

入学時には「文理(来春より特進から名称変更)」「総合」の2コース制としており、「2年次からのコース分けに向けた特別授業」「じっくり目標を定めて可能性を広げるカリキュラム」「部活動との両立」「実力養成のための放課後補習と基礎学力講座」といったもので基礎力を養成します。

2年進級時に以下6コースに細分されることになります。

文理コース
地元国公立大への現役合格を目指し、ハイレベルな仲間と7限授業や放課後講習が充実した理想的な環境を構築。毎年20名前後(現高3生26名、昨年は15名)で構成される。2年進級時にこのコースに入りたい場合は、認定テストをパスする必要がある。

人文社会コース
関関同立などの難関私立大文系への進学を目指し、英語21時間・国語17時間・歴史12時間を2年間で確保しつつ、部活動との両立も可能。実力合格を目指しつつも、指定校推薦枠の使用が可能となっている。

生命科学コース
難関私立大理系への進学を目指し、数学・英語・理科を徹底指導の上、生命科学実験講座も豊富に用意。人文社会コースと同じく、実力合格を目指しつつも、指定校推薦枠の使用が可能。

総合進学コース
勉強と各種活動の両立で充実した高校生活を送ることが目的で、文系・理系両方選択可能な上に、音楽・美術・書道の授業も充実しているなど、一言でいうと「何でもあり」のコース。週4日、1日2コマ分の授業を自分の志向に合わせて選択が可能。幅広い進路の選択肢を指定校推薦でサポートする。

発達教育コース
系列幼稚園・保育園・小学校での様々な体験・実習がある上に、信愛短大教員による無料個人ピアノレッスンがある。信愛短大(子ども教育学科)への有利な進学制度に加え、指定校推薦による他大学への進学もサポート。

看護医療コース
看護学科受験に必須の英国数理を徹底指導だけでなく、信愛短大(看護学科)による看護入門授業や病院での本格的な看護体験も受講できる。信愛短大(看護学科)への有利な入学制度あり。

大学合格実績についてです。

今春卒業生のうち高校からの入学者は83名いたそうですが、うち60名が四年制大に進学。国公立1・関関同立7・近大と京産大5・同女京女神女8・薬科大3といった所が主な進学先別人数となっています。

同志社女子大・近畿大・関西外国語大・帝塚山学院大・大阪電気通信大・大阪樟蔭女子大・大阪国際大と教育協定を結び、学術の交流を軸に、学生・生徒の学習機会や学習環境の提供に取り組んでおられるそうです。

当然、併設の大阪信愛女子短期大との結びつきが強く思われるのですが、今春卒業生のうち高校からの入学者83名中、同短大に進学したのは6名のみとなっています。

主な指定校推薦枠としては、関西大10・関西学院大8・同志社大3・立命館大2・同志社女子大10・京都女子大6・神戸女学院大4・武庫川女子大7・近畿大21・関西外国語大3といったものがあります。特に同志社大の枠が3名分あるのは魅力です。

2015年度入試に向けた情報です。

3科or5科を出願時に選択する制度になっているものの、5科受験者は3科でも判定を行ってくれるそうです。なので、5科で受験する方が、5科でだめでも3科で判定してくれる分「お得」な気がします。

入試当日に専併合わせて上位10%に入った受験生に対しては「学業成績特別奨学生」として認定され、入学の際には入学金が免除される制度もあります。

また、部活動で近畿・関西大会レベルなど顕著な活躍をしている生徒は、クラブ顧問を通して事前に高校側と話し合いをもち、結果として認定されれば「特別活動奨学生」として入学が可能です。