確定! 2015年度大阪府公立高 前期 最終出願状況①

2015年2月18日

去る2015年2月16・17日の2日間に渡って受付られました大阪府公立高 前期選抜の出願ですが、明けて本日18日(水)の新聞各紙にて、各校の倍率が公開されました。

今回を含む3回のエントリーにわけて、大阪府公立高 前期選抜の倍率を詳しくご紹介したいと思います。

今回は主要な専門学科各校に関して、最終倍率だけでなく、昨年以前の過去6年間倍率と、毎年出願前に実施・発表されている「第2回 進路希望調査結果」と合わせてご紹介します。

専門学科のうち、主要学科の各校の倍率を詳しくご紹介致します。

まずは、文理学科各校の倍率状況です。

10校のうち実に7校で3倍を超えています。3倍越えの学校は昨年6校でしたが、文理学科設置初年度は4校のみだったことを考えると、年を増すごとに文理学科全体の人気が上がってきていると言えます。また、文理学科設置以降の5年間において「過去最高」の倍率となってるのが、北野高(3.08倍)・大手前高(3.14倍)・三国丘高(3.08倍)の3校あります。いずれも、文理学科10校の中では特に難易度が高いと目される学校であるものの、志願が集まっています。このことから、これらの学校には「自信がある」受験生が集まっているものと思います。

続いては、昨年の「大幅な倍率上昇」を受けた今年度の動向が注視される、国際系各学科を含む2枚の画像を一度にご紹介します。

理数科は、2校とも倍率を上昇させており、過去をひも解くと東高はここ7年で最高の倍率(2.08倍)、大阪市立高も2013年度の2.78倍に次ぐ高倍率(2.60倍)という、共に高水準となりました。恐らく、文理学科の次の層の受験生たちが狙いに来ているものと思います。

総合科学科は泉北高で0.1倍の上昇となっていますが、他2校(千里高・住吉高)では倍率が大きく低下しています。しかも、共に今年を含む7年で最も低い倍率(千里高1.89倍・住吉高1.41倍)ということで、先にご紹介した理数科とは対照的な状況になっています。

昨年は大きな倍率上昇となった学校が続出した国際文化科及び国際教養科ですが、さすがに倍率ダウンの学校が多数を占めています。特にここ2年でのアップダウンが激しいのが、箕面高で、2013年度2.73倍⇒2014年度3.26倍⇒2015年度2.38倍と大きな揺れとなっています。昨年の3.26倍は今年の受験生にも「気の遠くなるような数字」として見えたはずで、かなりの受験生が逃げて行ったことになります。結果として、今年の2.38倍というのは3年前の2012年度水準にまで落ち込んでいます。ここ数年の難易度を考えると、今年は「大チャンス」となりました。

単位制各校では、槻の木高で0.2倍増となっているのが目を引きます。

専門学科の最後は、総合学科の各校の状況です。

大きく倍率が上がっているのが、咲くやこの花高(1.96倍、+0.27倍)・八尾北高(1.33倍、+0.23倍)の2校です。他は軒並み倍率を下げており、中には0.3倍ほど下げている学校も見受けられます。

次回は、普通科各校の倍率状況をご紹介する予定です。お見逃しなく。