追手門学院大手前高 スーパー選抜コース新設

2015年12月18日

追手門学院大手前高の受験生・保護者対象の説明会にお邪魔をさせて頂きました。

同高では、併設中学で募集を行っている「スーパー選抜コース」の1期生が来春に高校へ進学してこられることを契機に、高校でも「スーパー選抜コース」を新設され、高校からの入学者にも門戸を開く、という予定にされています。

同コースの狙いなどについては、次のようになっています。

狙い
しっかりとした学力をつけ、難関国公立および医歯薬系大学への進学を目指す

クラス編成
中学からの内部進学生 約25名に、高校からの入学者としては約10名が合流する

授業の展開
国数英3教科に関しては内部進学生は先取りをしている関係で、2展開授業や進度調整補習が行われる
理科・社会等は2展開し、進路にあうカリキュラムを設定
高2からはコース内で文系・理系に分かれるものの、全体で難関国公立大を目指す

このスーパー選抜コースですが、中学は3期生までが入学をされており、これまでの取り組みの成果として「コース全体の模試の平均偏差値が大きく上がっている」というご紹介がありました。高校から新たに始まるS選抜コースにも、大変な期待が寄せられるところです。

来る2016年度入試に向けた情報です。入試科目3教科の出題傾向などについてご紹介します。

国語
・小説(35点)・論説文(35点)・古文(30点)の3つから出題
・小説は、文章の流れや心情の読み取りができるかどうかが問われる
・論説文は、文章構成や内容のまとまりが読み取れるかどうかが問われる
・古文では、歴史的仮名遣いや文章の概要が理解できているかどうかが問われる

数学
・大問1は、計算(中1・2内容)で、正負の計算、文字式の計算など20点分
・大問2は、計算(主に中3内容)で、式の展開、因数分解、平方根、確率など15点分
・大問3は、図形(中1・2内容)で、図形の合同の利用や角度などの図形問題で15点分
・大問4は、方程式で、文章題を含む方程式の計算が15点分
・大問5は、関数で、比例・反比例、1次関数、2次関数からの融合問題が20点分
・大問6は、図形(中3内容)で、相似、三平方の定理を含めた図形問題で15点分

英語
・リスニングは英検3級程度の内容で、試験開始10分後に1回目の放送、1回目の放送が終わった1分後に2回目の放送がされる(10点)
・長文読解問題が15点分で、大意を把握する力が必要
・対話文問題(15点)で、対話内容を把握する力が問われる
・文法問題は40点も占めており、空所補充問題や整序問題などが解けるよう、文法事項をしっかりと理解しておいてほしい
・語彙・発音問題(20点)で、語彙問題に関しては同意語・反意語などを覚えておくこと、発音問題に関しては日頃から音読をしっかりとやっておくこと

 

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