京都橘中高 中高とも着実に受験者のレベルがアップ

2013年5月27日

京都橘中高が開催されました、塾対象の説明会にお邪魔してきました。

まずは中学入試結果からご紹介します。

今春2013年度入試より初めて午後入試を導入(2日目であるB日程)されましたが、出願者156名を集めておられます。その他の入試回も合わせて出願者数をご紹介しますと、A日程56名、B日程156名、C日程104名となりました。その結果、全出願者数が初めて300名を突破しています。

出願者が増えた地域としては伏見(44⇒77)、八幡(13⇒25)、城陽(6⇒15)、滋賀県(2⇒11)となり、入学者が増えた地域としては京都府南部(24⇒31)、八幡(3⇒6)、滋賀県1(1⇒5)であるとご紹介いただきました。

受験者数は、と言いますと、特に初日であるA日程受験者数で56名が集まっています。これまでは2012年度(昨年)48名・2011年度51名・2010年度49名となっていますから、過去最高の数であることがわかります。

また、全入学者に占めるこのA日程入学割合が今年64%、過去をひも解くと2013年度56%・2012年度51%・2011年度48%となっていますので、年々上昇しています。

A日程以外での入学者数についてですが、B日程は一昨年25名⇒昨年16名⇒今年9名、C日程は一昨年12名⇒昨年7名⇒今年13名と推移しており、特にB日程で入学者が減っています。

今春の最終的な入学者数は61名となりました(定員は60名)。

非常に良い入試状況だと思われますが、その原因を「京都府南部地域で「安心して預けられる私立進学校」としての評価が定着しつつある」と分析されておられましたが、全くその通りだと思います。

続いて、高校入試結果についてです。

今春は中学1期生の内部進学を迎え外部募集定員が310名から230名に減っています。以下がコース別の募集定員です。

国公立特進(S)コース 30名  英数特進(B)コース 80名  総合進学(A)コース 120名

また、定員が減るのも受験生にとって厳しい条件になりますが、年々入学に必要となるレベルが上昇し続けていることもあって、「今年こそは不人気となるだろう」という要素が多くあった中、志願者数は1437名(昨年1974名・昨年比73%)となり、募集定員の減り幅とほぼ同等の割合の志願者減に落ち着いています。

コース別に詳しい状況をご紹介しましょう。

Sコースは42名が入学、その内併願での戻りが33名もおられるとのことです(併願戻り率は33 / 250で13%)。

Aコースの入学者133名中、103名が専願及び推薦による入学者となっており、専願比率が高いのが特徴となっています。受験生たちからのクラブに対する期待がこの「専願率の高さ」に表れているのではないでしょうか。

最終的な全入学者における男子比率は43%、内部進学も含めると45%。昨年は45%なので、昨年同様の比率となっています。

最後に、次年度入試に向けた情報です。

中学入試ですが、1月18日(土)にA日程を実施することは決定されています。B・C日程については検討中のようですが、基本的には今年度を踏襲する予定とのことでした。

A・C日程は4科目入試でアラカルト判定を行い、B日程は2科入試、というのもそのままになる模様です。

1点変更点があります。特奨生制度に変更が生じています。これまでは「原則6年間」としていた適用期間を見直し、2014年度入学生より「原則3年間、高校進学時に再度選考」と改められます。特奨生は成績に応じて2ランク、全日程対象、入試成績上位20%程度を候補、とされる点については変更が無いそうです。

高校入試は大きな変更点は無いようです。募集定員も今春入試で変更された、国公立特進(S)コース 30名、英数特進(B)コース 80名、総合進学(A)コース 120名のままの募集定員となる予定です。

中高ともに着実に受験者のレベルが上がっていることがわかった、京都橘中高の説明会の様子でした。

開成教育グループにお通いの皆さんには、もう少し詳しい情報をお届けしたく存じます。

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